あの近代文学の金字塔が現実に? 『ボヴァリー夫人とパン屋』が公開中 | Numero TOKYO
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あの近代文学の金字塔が現実に? 『ボヴァリー夫人とパン屋』が公開中

もし今読んでいる小説と同じような出来事が目の前で起こったら? そんなことを誰でも一度は考えたことがあるはず。公開中の『ボヴァリー夫人とパン屋』が描くのは、まさにそんな物語。
 
フランスの片田舎でパン屋を営むマルタンの家の近所に、ある日、イギリス人の夫婦が越してくる。その姓は、何とマルタンの愛読書である『ボヴァリー夫人』の主人公夫婦と同じくボヴァリー。しかも、英語的な発音ではあるが名前まで(夫がチャーリーで妻がジェマ)同じ。偶然の一致はそれだけに留まらず、ジェマは『ボヴァリー夫人』のエマさながらに若いイケメンと不倫に走る始末なので、この小説が悲劇的な結末であることを知っているマルタンは気が気でない。果たして、ジェマの命運やいかに……?
 
『ボヴァリー夫人とパン屋』
監督/アンヌ・フォンテーヌ
出演/ファブリス・ルキーニ、ジェマ・アータートン、ジェイソン・フレミング、ニール・シュナイダー
公開/2015年7月11日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
配給/コムストック・グループ
© 2014 – Albertine Productions – Cine-@ – Gaumont – Cinefrance 1888 – France 2 Cinema – British Film Institute
HP/www.boverytopanya.com

 
Text:Keisuke Kagiwada

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