夏の定番「ソフトクリーム」が今、一流のパティシエやショコラティエの職人技によって、見た目も味も芸術的なスイーツへと進化している。日常のご褒美として味わいたい、今注目のソフトクリームをピックアップしてご紹介。
ドルチェ・タクボ
ソフトクリームの概念を覆す、なめらかなフリルフォルム

代官山の予約が取れないイタリアンレストラン「タクボ(TACUBO)」が展開するパティスリー「ドルチェ・タクボ(DOLCE TACUBO)」。代官山、虎ノ門に続き、2026年6月に銀座店がオープンし、これを機に以前から提供していたソフトクリームが「ドルタクソフト」としてリニューアルした。
「ドルタクソフト」の特長は、口当たりをなめらかにするために工夫された、花びらのようなひだを描くフォルム。イタリア・カルピジャーニ社製のマシンを導入し、空気の含有量を細かく調整している。空気が多すぎると甘さが際立ち、少なすぎると重たい口当たりになるため、スタッフがその日の気温や湿度に合わせて空気量を微調整し、軽やかさと後味のバランスを見極めているのだ。
定番のミルクフレーバーは、生クリームからクレーム・ソワニエに変更され、すっきりとした中にもコクを感じられる仕上がりになった。また、銀座店のオープンに合わせて抹茶フレーバーが初登場。甘さを抑え、抹茶のほろ苦さや香りを引き出している。
場所/ドルチェ・タクボ(銀座店に加え、代官山店、虎ノ門店でも販売)
住所/東京都中央区銀座7-11-14 GINZAカムイビル 1F
価格/ドルタクソフト ミルク¥1,000、抹茶¥1,200、ミックス¥1,300
提供期間/抹茶は8月末まで予定
提供時間/11:00〜19:00
URL/https://d-tacubo.com/
PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI 高輪店
バニラの香りと軽やかな口どけを、自家製ワッフルコーンと共に

岩柳麻子氏が手がけるパティスリー「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI(パティスリィ アサコ イワヤナギ)」。2026年春にオープンした「ニュウマン高輪 MIMURE」内の店舗では、オリジナルのソフトクリームを発売している。

マダガスカル産のバニラビーンズを使用したバニラソフトクリームは、空気をたっぷりと含ませることで軽やかな口どけに仕上げ、なめらかでクリーミーな食感。カップでの提供もあるが、小麦の風味とサクサクとした歯ざわりが魅惑的な自家製ワッフルコーンとともに味わってみてほしい。
場所/PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI 高輪店
住所/東京都港区高輪2-22-1 ニュウマン高輪 MIMURE 3F
価格/ソフトクリーム(バニラ) カップ¥810、自家製ワッフルコーン変更+¥216
提供期間/通年 ※時期により季節限定フレーバーもあり
提供時間/11:00〜20:00(L.O.19:30)
URL/https://www.instagram.com/patisserie.asakoiwayanagi/
ピエール・エルメ・パリ
代表作「イスパハン」の味わいをソフトクリームで

世界的なフランス人パティシエによる「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)」。カフェ併設ブティックを中心に2025年秋からソフトクリームを定期的に展開してきたが、今夏はブランドの代表作「イスパハン」の風味をアレンジしたメニューが登場した。

フランボワーズのソフトクリームと、ローズ風味のライチソフトクリームがマーブル状になっており、ドライフランボワーズとローズカラーのマカロンコックがトッピングされている。口に含むとバラのかぐわしい香りと、ライチとフランボワーズの甘酸っぱさが交わり、乳脂肪分控えめで後味はさっぱり。イスパハン特有の風味を、冷たいソフトクリームとして味わえるのはこの時期ならではの贅沢だ。
場所/ピエール・エルメ・パリ 丸の内(他、グランスタ東京、ディアモール大阪、神戸さんちかでも販売)
住所/東京都千代田区丸の内3-2-3 二重橋スクエア 1F
価格/ソフトクリーム イスパハン イートイン¥990、テイクアウト¥972
提供期間/2026年9月30日まで予定
提供時間/11:30〜19:00(イートイン L.O. 18:30) ※店舗により異なる
URL/www.pierreherme.co.jp/
ピエール マルコリーニ
グラシエによる、生チョコレートのようなソフトクリーム

ベルギーのショコラティエであり、パティシエ、グラシエ(アイスクリーム職人)、コンフィズールと4つの国家資格を持つピエール・マルコリーニ氏のブランド「ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」。グラシエの技術を活かし、オリジナルクーベルチュールを使用したソフトショコラは、冷たい生チョコレートを食べているかのような濃厚さだ。
メニューは、日本上陸25周年を記念した高知県産ユズピールとマンゴーソースの組み合わせ「マンゴ&ユズ」、フランボワーズソースとフランボワーズクリスピーを合わせた「フランボワーズ」、マンゴーソースとパッションフルーツクリスピーをトッピングした「エキゾチック」の3種類。すべてにチョコレートが1粒添えられている。
場所/ピエール マルコリーニ 銀座本店(他、新宿店・渋谷店・グランスタ東京店・名古屋ミッドランドスクエア店でも販売)
住所/東京都中央区銀座5-5-8
価格/ソフトクリーム各¥918 ※テイクアウトのみ
提供期間/~2026年9月30日(水)
提供時間/平日・土曜 11:00〜20:00、日曜・祝日 11:00〜19:00
URL/pierremarcolini.jp/
ル・ショコラ・アラン・デュカス
ビスケットやショコラの魅惑のトッピング

史上初めて複数都市で同時にミシュラン三つ星を獲得したフレンチシェフ、アラン・デュカス氏が手がけるショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス(LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE)」。渋谷スクランブルスクエアなどの限定店舗では、3種類のソフトクリームが販売されている。

「ショコラ」は乳製品を使わず、厳選したカカオ豆から作ったクーベルチュール・ショコラを使っており、ショコラ本来の味を楽しめる。ビスケット専門店「ル・ビスキュイ・アラン・デュカス」で人気のビスケット「ピュール・ブール」も、ソフトクリームになって登場。ザクザクとした食感のビスケット「スブリ」とヘーゼルナッツのビスケットが食感のアクセントになり、ミルクのくちどけの中にバターの風味が広がる。また、ショコラソフトとミックスにした「ショコラ&ビスキュイ」もそろう。クランブルのような食感が楽しいクッキーショコラと、幾何学模様のカカオ75%ショコラがトッピングされたご褒美感あふれる一品だ。
場所/ル・ショコラ・アラン・デュカス 渋谷スクランブルスクエア(他、大丸心斎橋、アラン・デュカス・サロン・ド・デ・マニュファクチュール・パリ 阪急うめだ本店でも販売)
住所/東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン 東急フードショーエッジ 1F
価格/ソフトクリーム各イートイン¥1,210、テイクアウト¥1,188
提供期間/通年
提供時間/11:00〜20:30
URL/lechocolat-alainducasse.jp/
Minimal – Bean to Bar Chocolate –
ガーナ産カカオ80%を使った王道チョコレートソフトクリーム

カカオ豆からチョコレートができるまでの工程を自社工房で管理する、日本発のスペシャルティチョコレート専門店「Minimal – Bean to Bar Chocolate -(ミニマル ビーン トゥ バー チョコレート)」。2026年3月に調布市の仙川にオープンした新店舗「Minimal The Edition 仙川(ミニマル ザ エディション 仙川)」では、店舗の顔として開発されたチョコレートソフトクリームを提供している。

同ブランドではカカオの果実味やハーバルな風味を際立たせた商品が多いが、このソフトクリームは誰もがイメージする王道のチョコレート味を目指したという。スパイスやバニラを思わせる香りが特徴のガーナ産カカオ80%のチョコレートを高配合している。カカオの割合は高いが、丁寧に焙煎することで心地よいビターさに仕上げ、甘さの中にコクを持たせた。すっきりとした後味で最後まで飽きずに食べられる。
場所/Minimal The Edition 仙川
住所/東京都調布市仙川町3-1-17 フォレストスクエア仙川 1F
価格/チョコレートソフトクリーム¥650
提供期間/通年
提供時間/11:00〜19:00
URL/mini-mal.tokyo/
パティシエやショコラティエの技術やアイディアが光る、最新ソフトクリーム。それぞれのお店の特徴が出たフレーバーや食感を、この夏のご褒美に味わってみては。
Edit & Text: Riho Nakamori
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