『風立ちぬ』と合わせて見たい! 八谷和彦 個展『OpenSky 3.0』
ジェットエンジンを搭載したOpenSkyプロジェクト最新の機体『M-02J』の展示風景。
こ、これは! もしかして、風の谷のあの人の……!?
と、思わず3度見したあなた。半分だけ当たりです。
これは、“個人的に飛行装置を作ってみるプロジェクト”=『OpenSkyプロジェクト』で制作された1人乗りの飛行機。
でも……カモメのようなシルエットの白い翼、尾翼のない独特の形状、パイロットが胴体上にむき出しで搭乗するなど、その姿は『風の谷のナウシカ』に登場する『メーヴェ』そのものではないか……。
強力なゴムの力で滑空飛行する1人乗りグライダー機『M-02』の展示風景。
じつは、このプロジェクトは、メディアアーティストの八谷和彦が『メーヴェ』の機体コンセプトに触発され、実際に空を飛ぶことのできる1人乗り飛行機の製作を試みる、というもの。
その展覧会が、東京・秋葉原近くの3331 Arts Chiyodaで開催されている。
以下、展覧会のチラシより。
「欲しい物なんてもうない」。確かにそうかも。テレパシー的なものって携帯電話やLINEで実現しちゃってるし。でも、本当にない?
「あ〜空、飛びたいな〜」とかたまに思ったりしません?
2003年に「こんな時代だからこそ、SFコミックのアレ、今こそ開発すべきでは?」と、ついそう思っちゃった人が10年前から作ってる飛行機を2機、3331に持ってきて展示します。もちろん飛びます。「夢だけど夢じゃなかった」的な。(八谷和彦)