『最高の離婚』に出演中、女優・真木よう子のターニングポイント
瑛太、尾野真千子、真木よう子、綾野剛が出演するドラマ『最高の離婚』。30代の二組のカップルの結婚や離婚、夫婦のあり方が描かれたストーリーは、4人の微妙な関係性やそれぞれの結婚観がリアルだと話題を呼んでいる。このドラマに出演中の女優、真木よう子が、2月27日に発売される雑誌ヌメロ・トウキョウ4月号に登場する。
真木よう子が演じているのは、濱崎光生(瑛太)のかつての恋人、上原灯里。女たらしな夫の諒(綾野剛)に心底惚れ込み、彼の浮気を知りつつもひたすら待つという女性。既婚女性で年齢も同じ灯里について真木よう子は「私の中にはまったくない人物」と話しながらも、「回を重ねるごとに灯里のキャラクターも変化していって、第2話の最後で元カレの光生(瑛太)に“こんな男、死ねばいいのにって思ってました”って言えたときは、スカッとしましたね(笑)」と振り返り、今後のストーリーについての意気込みも見せてくれた。
インタビューの中盤からは、演じることに目覚めた小学生時代の思い出や、女優としての転機を迎えた時期、そのきっかけとなった出来事の話にまで発展。「(前略)…… 20 代前半の頃、まだ余裕がなくていろいろ考えすぎていた時期があったんですね。そんなときに、リリー・フランキーさんと出会って『あなたは〝考えない〞という技術も持ちなさい』と言ってくださって。そのひと言が、緊張して頭でっかちになっていた私の心にものすごく響いて、 気持ちをすっと解きほぐしてくれましたね。」と、女優人生の中で影響を受けたものは何?という質問には、リリー・フランキーへの感謝の気持ちが語られている。役者として心がけていること、協力してくれる家族のことなど、30歳のいまだから話せる、真木よう子の本音。強い女性魂と共演者やスタッフ、そして家族への愛が感じられる内容となっている。
この夏には、約7年ぶりの単独主演を務める映画『さよなら渓谷』も公開される。芥川賞作家・吉田修一氏の長編小説を大森立嗣監督が映像化した作品にて、官能的な演技が披露される予定だ。今後もますます、女優、真木よう子の活躍に目が離せない。
※「」内はヌメロ・トウキョウ2013年4月号より抜粋
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