これが制服? 全クルーがヴィヴィアン色に染まる!
英国らしい紳士淑女のスマートなラインと大胆な色使いで、空港でひときわ目立つヴァージン アトランティック航空の赤のユニフォーム。この秋、デザイナーにあのヴィヴィアン・ウェストウッドを迎え、そのユニフォームを一新した。
女性キャビンクルーのユニフォームは、90年代初頭に自身がデザインした“ベッティーナ”ラインにインスパイアされたという、きゅっとウェストがしぼられたジャケットに、襟元のドレープがフェミニンなブラウス、そして裾にダブルプリーツがはいったヒップラインの美しいペンシルスカート。男性クルーのヴァーガンディ色のサヴィル・ロウスタイルや、40年代の仏クチュールのようなアウターコートのシルエットの美しさはさすが。
そのデザイン性の高さに加え、動きやすさや着脱のしやすさ、耐久性など、制服としての厳しい要求もクリアしているというから驚き。両者の信念であるさすテナビリティも実現すべく、多くのアイテムが使用済みペットボトルから作られたリサイクル素材が使われている。
9月1日より、キャビンクルー、パイロット、地上職員を含めた約7,500人の全世界のスタッフそれぞれが、まるで最新ルックのようなこの新ユニフォームに身を包んでいる。見るだけでは足らず、一度は着てみたくなるほど羨ましい・・・! イギリスを代表する両者のコラボレーションは、見事アバンギャルドな調和を見せた。
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