Food / Bakery Hopping

パン野ゆりのぶらりパン歩き 大人のジャムパン「月と花」

おいしいパンを求めて世界中どこまでも! パン愛にあふれたモデル山野ゆり改め“パン野ゆり”が、話題の新店から知る人ぞ知る逸品まで、津々浦々めくるめくパンの世界を独自の視点でお届け。2019年12月に東銀座にオープンした、行列ができるこだわりのジャムパン専門店「月と花」をレポート。

こんにちは! パンはもちろん好きだけれど、季節を感じるフルーツも大好き☆パン野ゆりです。

今回は初めて伺った「ジャムパン専門店」をレポートしていきます。

場所は東銀座の歌舞伎座の交差点からすぐ! カレーが有名なナイルレストランのすぐ横にできたたジャムパン専門店「月と花」。

堂々とした最後尾の看板。
混んでる混んでる! 並んでる!

平日の10時30分でしたが、行列に並び、買えたのは約45分後。度々テレビでも取り上げられているそうで、大人気なのも納得。

いわゆる昭和パンの代表的なラインナップの中にしっかり君臨しているジャムパン。グローブ型のクリームパンと似たビジュアルなんかも思い浮かびますね。

でもなんだろう……「月と花」というお店の綺麗で儚げなネーミングとジャムパンが化学反応している? 従来のジャムパンとは店名のフォントから見て察する感じだと、ニュアンスが変わっている?

なんか、想像していたジャムパンと違う感じ??(そわそわ)

え、え、どんなどんな?(そわそわ)

自分の番が近づくとメニューを渡されてオーダーをします。季節ごとに使用されるフルーツが異なるのが魅力的ですね。シーズンごとにメニューが変わるので足繁く通ってしまいそうだ。

私がメニューを渡されたのは11時過ぎ。すでに売り切れの表示がチラホラ……。

上の二段は春のメニュー、下の一段は冬のメニューなのでなくなってしまうとのこと。
迷いますがぜひ食べてみたいのは「柿」と2種類がブレンドしたフルーツのもの。イチゴとブラックベリーが合わさった「くろの苺」もチョイスしよう♫

入店してパンを受け取ります。
ここで月と花のジャムパンと初対面したのですが……今までのジャムパンのイメージと全然違う‼︎

写真だと若干伝わりづらいのですが、一つの大きさが大きい。そしてジャムパンといえば柔らかいパン生地を連想しますが、フランスパンのパリジャンの生地を使用。おそらくクラストが薄めなセミハードな食感?

早く食べたい!  

4つ購入するとボックスに入れてくれるのだけれど、このボックスも可愛い♡
家に帰って早速食べよう♡と思ったのだけれども、偶然月と花の隣に出来ていた大好きなパン屋さん「サンチノ」に心を奪われ……。

久しぶりにサンチノのパンも猛烈に食べたいぞ‼︎という事で、一旦サンチノへ。

寄り道パン

米粉から手作りしているというサンチノのパンたち。独自な米粉は水分量がしっかりで驚きのモチモチ&しっとり!お家に持ち帰ったクリームパンがおいしすぎて感動。

ほっこりするビジュアル♡ 米粉というだけで米粒の形に見えてくる摩訶不思議。

優しい甘さと米粉特有な弾力と心強さと。中のカスタードクリームも軽くてペロリ。
次回はイートインをしに行こう♫

ちなみにグルテンは使用しているとのことなので、アレルギーの方は注意して下さいね。

さて、「月と花」のジャムパンに戻ります♡

シアーなショッパーの中にカラフルでキッチュなボックス。THE手土産に喜ばれそうなビジュアル!

箱を開けるとジャムパンが整列してズラリ。ちなみに私が選んだラインナップは左から……

柿、桃、黒イチゴ、白イチゴ♫

どんな味か想像がつかない柿から食べてみよう‼︎(柿ジャム自体が初体験です。ワクワク。)

※美味しい召し上がり方という説明にオーブンで焼き直すことをオススメされている。ちょっくらバルミューダしてみよう。

焼き上がり

センターの切り込みから溢れそうな柿ジャム。少し焦がしてしまったのですが、そんな部分も丸ごと香ばしい香りがなんて愛しいの……‼︎(ポジティブに)

なんでもこのパン生地、その日の天気や気温、湿度に合わせて発酵の仕方を変化させるという徹底ぶり。研究熱心なパン愛を感じずにはいられません!

一口食べるとパン生地の軽さに驚き! サックサクなクラストは歯切れが良く、クラムは程よくフワリ。見た目よりも俄然エアリーで、もしかしたらものすごく低カロリーなんじゃ……??(ポジティブに)

半分に切ってみるとトロリとした質感が美味しそう♡柿ジャムはフルーティーでサッパリ! 糖分控えめな感じ?

そしてみずみずしさ、大健在。ジャムというよりフルーツをそのまま食べているような感覚……♡

黒イチゴも食べてみよう。こちらはあえて焼き直さずに一口いただいてみました。

焼き上がりのカリッとした食感は影を潜めますが、ソフトフランスのようなムチッとした食感もこれはこれで好きだ。

そしてこの黒イチゴのジャム。ブラックベリーとストロベリーのジャムが入っているとのことなのですが、こちらも甘さ控えめでとってもスッキリ!大人なジャムパンというイメージにピッタリ。

食べ進めるとジャムのボリュームが溢れていく。なんて幸せな写真ですか。

ジャムの部分だけ唇を尖らせて吸い上げてみます。ジャムだけで食べても果実感が強くて本当に美味しい。

国産のフルーツにこだわったフルーツジャム、加熱すると香りや旨味が飛ぶのが早いそうで、パンを焼き上げた後に注入しているのもポイント。

パンやジャムへのお店のこだわりが随所に感じられるジャムパンだ♡ クセのないパン生地とフルーティーなバランスがワインにも合いそうです。

冷凍しても良いそうなので、食べきれない場合は冷凍庫へ♡
他の味も食べるのが楽しみだし、個人的に大好きな無花果にも早く出合いたいな~♡

月と花

住所/東京都中央区銀座4-10-6 G4ビル1F
TEL/03-6264-1300
営業時間/10:00~完売次第閉店 ※営業状況はお店にご確認ください
URL/www.ginza-tsukitohana.com/

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Photos & Text: Yuri Panno Edit: Yukiko Shinto

Profile

パン野ゆりYuri Panno パンコーディネーター/パンシェルジュ。日本全国、訪れたベーカリーは数えきれないほど。年に数回は海外へも足を運び、パンを独自の視点で分析。最近では、トークショーや「世田谷パン祭り」でワークショップを開催するなど、活躍の場を広げている。モデル山野ゆりとしては、雑誌や広告、CMなど幅広く活躍中。モデルという職業を活かし、太らないパンとの付き合い方も考案中。Instagram: @yuri.yamano

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