自然に恵まれた京都・八瀬「moksa」で心身癒される旅を | Numero TOKYO
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自然に恵まれた京都・八瀬「moksa」で心身癒される旅を

2022年3月、比叡山のふもと京都・八瀬エリアにホテル「moksa」(モクサ)がオープン。“再生”をコンセプトに、日常を忘れ自然の中でリフレッシュできるリトリート体験が待っています。


叡⼭電鉄「⼋瀬⽐叡⼭⼝駅」もしくは⽐叡⼭ケーブル「⼋瀬駅」から徒歩5分。そばには⾼野川が流れ、豊かな自然に囲まれた山奥にmoksaはあります。ホテルまで軽く山登りしているような感覚ですが、美しい景色に癒されます。




館内には、18名のアーティストによる作品がそこかしこに。陶芸、書、花、⽊⼯作品など⾃然素材を⽤いたナチュラルな風合いのアートが空間に溶け込んでいます。

(左)新城⼤地郎の書と立体造形作家・沓澤佐知子による守り神的存在の土偶「moksa jin」。
(右)陶芸家・廣谷ゆかりの蔓を用いた円の立体作品。その下は、陶芸家・清水志郎による土の作品。



お茶やルームフレグランス、作家さんの陶芸を販売するショップ。陶芸家で茶⼈の市川孝によるmoksaオリジナルの茶⾞をディスプレイしており、イベント時にはこれでお茶会も開催されるそう。

ametsuchiのオリジナル調味料壷。
ametsuchiのオリジナル調味料壷。


benchのサンダル。
benchのサンダル。

館内履きにもなっているbenchのサンダル。通称“便所サンダル”をスタイリッシュにしたデザインが可愛い!





敷地内には茶室や苔庭もあり、マイナスイオンで満たされています。



そんな苔庭を眺めながら、お茶カウンター「帰去来」でお茶をいただきました。東洋医学の理論の一つ「気・血・水」を基に自分の体質に合わせた薬膳茶を選びます。


薬膳家のhahahausがブレンドしたもの。「血」は温め、「気」はエネルギーを養う、「水」はむくみ解消などの効果があるそうです。器や茶器も素敵。中国茶・台湾茶は⼩慢、⽇本茶は⼀保堂茶舗の茶葉を使⽤。



客室は全部で31室。高野川を臨む「リバースイート」の部屋に宿泊しました。







長期滞在者向けに小さなシンクとIHクッキングヒーター付き。

ハンドソープはデンマークのFRAMA、バスアメニティはWaphytoなのもポイント高し。

浴室からは高野川が眺められます。

炭蒸 ¥19,800
炭蒸 ¥19,800

⼋瀬には“窯⾵呂”という⽇本最古の蒸湯⽂化があることから、ホテルにサウナを完備。静岡「サウナしきじ」の娘、笹野美紀恵がプロデュースしており、全部で3室という充実ぶり。一つは、“炭化した薪”をイメージした空間。

美蒸 ¥16,500
美蒸 ¥16,500

体内のコラーゲンを活性化させる特殊な光を⽤いたミストサウナ。

檜蒸 ¥13,200
檜蒸 ¥13,200

⽐叡⼭に多く⾃⽣する檜を使った部屋。完全予約制で別途料金がかかります。サウナーにはたまらないはず。



朝食は薪⽕レストラン「MALA」で和朝食をいただきました。他に和食、お粥の養⽣朝⾷のオプションもあり。大原で採れた野菜のサラダに、宇治の平飼い卵と京都食材がたっぷり。





金柑のような色の黄身の卵に牡蠣醤油をかけて。



ホテルのすぐ近くには、写経机に映った「瑠璃の庭」で有名な瑠璃光院もあるのでお散歩にもおすすめ。

街の喧騒から離れて、静かに心身を癒す旅にはぴったりの宿です。

moksa
住所/京都府京都市左京区上⾼野東⼭65
URL/moksa.jp

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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