パリの名門フォションの世界にときめく!「フォションホテル京都」滞在記〈前編〉 | Numero TOKYO
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パリの名門フォションの世界にときめく!「フォションホテル京都」滞在記〈前編〉

パリに続き世界で二番目のフォションホテルが2021年3月京都にグランドオープンしました。場所は、四条河原町駅から徒歩8分、清水五条駅から徒歩6分のロケーション。鴨川と高瀬川を臨む落ち着いたエリアにありながら、アクセスの良さも魅力です。

1階のエントランスでは、大きな階段がお出迎え! 入ってすぐになかなかのインパクトです。人気のフォトスポットでもあるのだとか。ところどころに桜のデザインが施された、和洋折衷な雰囲気です。

10階のレセプションでチェックイン。ゴールドやブラックを基調に、ピンクを効かせた空間に心ときめきます。

ウェルカムドリンクにアイスのアップルティーとマカロンをいただきました。さすがフォションのホテルです。マスク入れまでフォションピンク!

夢のグルメバー完備! 気分華やぐピンクのお部屋

早速お部屋へ。ドアを開けるとそこは、フォションピンクが飛び込んでくるおとぎの空間。こちらは、約38平米のスーペリアルームです。フォションホテル京都で使われているフォションピンクは、本国パリのものよりトーンを抑えた大人な色味なのだそう。ソファ生地はなんと西陣織。パリと京都の見事な出合いがここに。

そのほか、日本庭園を写したモノクロの写真アートが飾ってあったり、竹細工の壁、ベッドサイドには木工装飾の照明など、ところどころ和を感じる装飾が。もともと、なぜフォションホテルがパリの次に京都を選んだかというと、伝統を大切にするところ、パリにはセーヌ川があるように京都には街のシンボルに鴨川がある点、カフェ文化と茶道の心といった共通のマインドから親和性を感じたそう。

こちらが噂のグルメバー! クッキーやキャラメル、チョコレートなど、フォションのお菓子が並べられていて、ゲストは自由に楽しむことができるなんて……夢のよう。ショッパーも用意されているので、持ち帰ることも可能です。

これだけのお菓子がお部屋とセットに!

フォションといえば、紅茶。お菓子のお供にしたい、紅茶のボックスもあります。アプリコットとオレンジ、バニラとオレンジローズなどのフレーバーを用意。

そのほか、ときめきポイントがたくさん。フォションといえばのリップ型ソープディッシュや、エスプリが効いたドアプレート。ゴミ箱や鏡、アクセサリーケースもピンク! さらには照明のスイッチまでピンクで細かいところまで世界観が作り込まれています。

バスルームの壁にははオリエンタルなデザインのタイルが! 和のモチーフが散りばめられていたり、洋風スタイルに和の素材を取り入れたりしたお部屋は、思いのほか落ち着きました。

スイートルーム
スイートルーム

ほかのお部屋も拝見。こちらは約56平米のスイートルーム。ベッドルーム手前に仕切りがあり、テーブルでゆっくりティータイムを過ごせそう。

プレステージスイート
プレステージスイート

最上級のプレステージスイート。61平米でゆったり広々です。

浴槽は信楽焼! かなりスペシャル感あります。

フォションブランド初のスパで、癒しのリラックスタイムを

ホテルには、ブランド初のスパ「Le Spa Fauchon(ル スパ フォション)」を併設。日本初上陸となるプレミアムコスメブランド「KOS PARIS(コスパリ)」と共同開発したここだけの施術メニューやプロダクトを展開します。

個室は全部3部屋。ここでも、フォションの世界観を反映した内装デザインに。床はフォションピンクで染めた畳なのです!

オプションでプライベートバスも利用できるそう。二人で宿泊しているお客様で、一人ゆっくりバスタイムでくつろぎたい、という方が利用することがあるのだそう。ぜ、贅沢〜!

ここだけのオリジナルオイルも開発。パリでトップセラピストとして活躍するYuki INOTSUME(ユキ イノツメ)氏とKOS PARISがコラボレーションして生まれたオイルは、さらっとしたテクスチャーで馴染みがよく、しっかり潤ってべたつかない。リラックスできる香りにも癒されます。

Le Spa Fauchon
営業時間/11:00〜20:00
不定休

ホテルには、24時間利用可能なジムも用意。バランスボールやフォームローラーなどの器具も充実していました。ブロックチェックの床が可愛い!

京都の食材を取り入れた、パリ気分の朝食

朝食は10階の「Restaurant Grand Café Fauchon(レストラン グラン カフェ フォション)」で。食でもパリと京都の融合を味わえます。鴨川や京都の町並みを眺めながら優雅なひととき。

パンやヴィエノワズリーには、フォションのジャムを添えて。

京都地元産の温野菜は、アボカドオイルでシンプルに素材の味を堪能。フルーツが入った京都クローバー牧場のフレッシュヨーグルトも。京都クローバー牧場とは、日本に4ヶ所しかない、特別な許可を受けた施設で製造された無調整牛乳「特別牛乳」を作っている牧場なのだそう。牛乳もいただきましたが、クセのないスッキリした後味でこれが牛乳!? とびっくり。

卵料理はオムレツをセレクト。京都大原山田農園の平飼い卵を使用しています。卵の味がしっかりとしていながら軽い! さすがグルメホテル、シェフこだわりの牛乳と卵を使った朝食メニューは、食べる価値あり。

フォションホテル京都オリジナルのマリネサーモンは、ビーツで鮮やかな色をつけているのだそう。ここまでフォションピンクが抜かりなく!

MOF(フランス国家最優秀職人章)エルベ・モンス氏のチーズを、フォションのミニトーストブリオッシュにのせて。朝からシャンパンが飲みたくなります。シャンパンといえば、日本でフォションオリジナルのシャンパンが飲めるのはここだけ!

食後にはもちろんマカロン。このマカロンケース、可愛すぎませんか?

朝食、ランチ、ディナーと1日を通して楽しめるレストラン。次はコースをいただきたいです。

Restaurant Grand Café Fauchon
営業時間/朝食7:00〜11:00(L.O.10:30)
ランチ11:30〜15:00(L.O.14:30)
ティー15:00〜17:00
ディナー17:00~22:00(L.O.21:30)
※営業時間は変更となる場合あり。

後編は、ペストリー&ブティックとアフタヌーンティーを紹介します。

フォションホテル京都
住所/京都府京都市下京区難波町406
TEL/075-751-7711
URL/https://hotelfauchonkyoto.com/

 

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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