さすが即完売…荒木経惟 x Supreme 2016 Fall/Winter | Numero TOKYO
Culture / Editor's Post

さすが即完売…
荒木経惟 x Supreme 2016 Fall/Winter

kikomizuhara supureme nobuyoshiaraki
kikomizuhara supureme nobuyoshiaraki

ニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルス、パリでは11月3日、東京では11月5日に発売された荒木経惟 x Supreme 2016 Fall/Winter コレクション。

「Araki for Supreme collection」そのビジュアルは、やはりすさまじいパワーです。荒木経惟さんの写真作品とコラボレーションしたTシャツやスウェットが発売されましたが、上の写真は水原希子さんを被写体に撮影されたリミテッドエディションの「zine」。HYPEBEASTでは動画が公開されていますね。こちらも凝視してしまいますが、やはり一番見入ってしまうのは写真。メイキング動画を見てあらためてそんなことを感じたり。

数ある荒木経惟さんの写真集。今回のzineもそうでしたが、過去のものも含めてそのどれもが貴重なものとなっていて、なかなか手に入れることができません。なので、旅先の古本屋さんなどでふと出合うと高揚します。編集部のフォトエディター齋藤真紀「東京猫町」(平凡社)を入手して高まった気持ちを綴っていましたが、私も今年、同じく93年刊の写真集を手に入れて高まりました。30人の“東京リセエンヌ(制服姿の女子高生らしき女性たち)”を切り取った「制服の(秘)処女」(白夜書房)。

裸よりも艶めかしく感じる少女たち。実名よね、とドキドキしてしまったので写りこみを思わず控えましたが、被写体が切り替わるページには明朝体の文字で女性の名前が入っているんです。清楚の象徴のような制服と真面目な明朝体のイメージを通り越して、なんとも淫らな気持ちを誘う。本能が惹き付けられる、お気に入りの一冊です。

ヌメロが愛する荒木経惟さんのアレコレはこちらからも.。

Profile

新村有希子Yukiko Shinmura ウェブ・エディター、エディター。服飾専門学校卒業後、『MilK japon』編集部でキッズファッションのスタイル提案とビジュアル製作を経験し2012年より女性誌へ。『Numero TOKYO』ウェブサイトのディレクションと本誌編集に携わる。服や人、本や映画を切り口にした東京カルチャーのトレンドを配信中。野口強の『最近どうよ?』、米原康正の『東京文化人類学』、峰なゆかの『ふんいき美人ちゃん』などの連載を担当。「mame」に恋して6年目。休日の愉しみは古着屋巡り。

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する