いま話題のキューバ、9日間滞在した旅の記憶 | Numero TOKYO
Life / Editor's Post

いま話題のキューバ、9日間滞在した旅の記憶

カリブ海に浮かぶ島国キューバ、どんな国だか知っていますか? 50年代から時が止まったような街並みが現存し、世界遺産の街が点在している国。兼ねてからクリエイターを刺激する地として語られてきましたが、54年ぶりの国交回復という政治的な動きによっても再び注目が集まっています。シャネルの2016-17クルーズコレクションの舞台になったことでも話題となりましたね。まさかシャネルがショーをやるとは思っていなかった半年前にチケットを予約して、2016年5月にプライベートトリップしてきた旅の記憶を綴ります(ネット環境も整っていない、ガイドブックも少ない国なので、これからキューバを訪れる人へ少しでも役に立てたら!と)。

今回私たちはハバナからスタートして、シエンフエゴス、トリニダー、サンタクララ、バラデロという都市を巡り、再びハバナに戻って計9日間滞在しました。各都市で見たノスタルジックな街並の写真をシェアします。まずは首都、ハバナ。

ハバナでの宿泊は民宿がおすすめ!
コロニアル調の「カサ・パルティクラル」

ハバナ初日の宿は「La Casa De Concordia」。キューバには「カサ・パルティクラル」と呼ばれる政府公認の民宿が街のいたるところにあります。ホテルの方がインフラは整っていそうですが、地元の人たちとの交流ができる民宿に滞在するとより“キューバらしさ”に浸れるかも。ハバナは新市街と旧市街に分かれていて、前半に泊まったのは新市街の住宅地セントロハバナ。どの民宿もタオルは用意してくれるみたいで、ここはシャワーのお湯が出たしドライヤーも常備されていました(この2つが揃うのはかなり珍しいようです)。金庫も各部屋に付いていて安心。居心地のよさに、国の認可基準の高さを感じました。

コロニアル建築ならではの中庭(パティオ)でおしゃべりをしたり。

宿泊は1部屋約5,000円。約500円で朝食を用意してくれます。私たちが注文をするたびなぜか爆笑が止まらない彼女が作ってくれた朝食は、フルーツとパン、チーズ、卵料理、ジュース、コーヒー。

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セントルハバナの朝。

日の出は7:00頃。正午を回ると日差しと照り返しで灼熱地獄なので、日が昇る前の涼しい午前中に散歩すると気持ちがいいです。

12:00を過ぎると光と砂埃で街が白くなります。ちょっと見えにくいですが、ここも碇マークが付いてるから「カサ・パルティクラル(政府公認の民宿)」。

Profile

新村有希子(Yukiko Shinmura)ウェブ・エディター、エディター。服飾専門学校卒業後、キッズファッションのスタイル提案とビジュアル製作に携わり、2012年より女性誌へ。「Numero TOKYO」公式ウェブサイトにて服や人、本や映画を切り口にした東京カルチャーのトレンドを配信中。古着屋巡りに夢中。

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