身につけるアートを生んだ「Louis Vuitton」と アーティストたち | Numero TOKYO
Fashion / Feature

身につけるアートを生んだ
「Louis Vuitton」と アーティストたち

数多くのアーティスト、ブランド、デザイナーとの大胆なコラボレーションを仕掛けてきた「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」。これまで世間を賑わせた代表的なアーカイヴを振り返る。(「ヌメロ・トウキョウ」2018年7・8月合併号掲載 ※一部加筆)

草間彌生
Yayoi Kusama

2012年にコラボ。彼女を象徴する水玉のモチーフがバッグのほか、シューズやアクセサリーにも表現された。ショーウィンドウには彼女の人形が登場(写真)。さらなるインパクトを与えた。

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私物(S)

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©LOUIS VUITTON/ANTOINE JARRIER

スティーブン・スプラウス
Stephen Sprouse

当時のアーティスティック・ディレクター、マーク・ジェイコブス(1997〜2013年)が2001年にコラボし、彼のグラフィティをあしらったコレクションを発表(写真下)。2004年に他界した彼を称え、2009年には再度コレクションを制作(写真上)。

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Photo:Aflo

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私物(S)

リチャード・プリンス
Richard Prince

2008年、彼の作品、ナースシリーズにオマージュを捧げて注目された。水彩の色彩で柔らかさを加えたモノグラム・ウォーターカラーも誕生。写真下/ユーモアのある刺繍のバッグも。

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初めてのコラボより。私物(Y)

<左>可愛さで人気のモノグラム・チェリー(2005年) ©LOUIS VUITTON/CERISES–2004 TAKASHI MURAKAMI/KAIKAI KIKI CO,LTD/Photo:LBPRODUCTION
<右>2007年ロサンゼルス現代美術館での個展の際に限定発売。LOUIS VUITTON CREATION VISUELLE LV HANDS ©2007 Takashi Murakami Kaikai Kiki Co,Ltd. AllRightsReserved.

村上隆
Takashi Murakami

2003年にコラボをスタート。モノグラム・マルチカラーなど、ブランドのアイコンになるシリーズも生まれた。

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川久保玲/コムデギャルソン
Rei Kawakubo/Comme des Garçons

<上>モノグラムの新しい解釈ともいえるスペシャルプロジェクト“Celebrating Monogram”が2014年にお目見え。参加した6人の著名な革新的クリエイターたちの一人が川久保玲だった。他には、クリスチャン・ルブタン、シンディ・シャーマン、フランク・ゲーリー、カール・ラガーフェルド、マーク・ニューソン。私物(T) <下> 2008年のコラボでは受注生産のみで販売。私物(Y)

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Photo:Aflo

ソフィア・コッポラ
Sofia Coppola

マーク・ジェイコブスと長年の友人だったことからコラボが実現。ラグジュアリーなレザーを用いて繊細でシックなスタイルに仕上げ、彼女の理想のバッグを作り上げた。

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©LouisVuittonMalletier/PieterHugo

フラグメントデザイン
fragmentdesign

メンズ・コレクション アーティスティック・ディレクターであった、キム・ジョーンズ(2011〜18年)と旧知の仲であるという、藤原ヒロシ率いるフラグメントデザインと2016、17年にコラボポップアップストアも展開した。

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104-012

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104-024

シュプリーム
Supreme

2017年にファッション界を大いに賑わせたニュースの一つ。キム・ジョーンズは、フラグメントデザインに続き、ストリートファッションを代表するブランドとのコラボを遂げた。ともに私物(T)。

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104-014

ジェフ・クーンズ
Jeff Koons

彼が長年取り組んできた、ダ・ヴィンチやゴッホ、マネなど西洋絵画の巨匠たちの作品をハンドペインティングで再現した「ゲイジング・ボール・ペインティング」とルイ・ヴィトンのアイテムが融合(2017年)。

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104-006

Photo:Aflo

カニエ・ウェスト
Kanye West

2009年、メンズのスニーカーをカニエ・ウェストとともに制作。写真で本人が着用している(足元のバッグは、彼のアルバムジャケットを担当したこともある村上隆「モノグラモフラージュ」シリーズ)。

※私物表記のアイテムは、アフミ代表・齋藤牧里さん(S)、ステディスタディ代表・吉田瑞代さん(Y)、小誌編集長・田中杏子(T)から提供されたものになります。

Edit:Sayaka Ito, Yuko Aoki

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