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隠れ家サロンレストラン「usagi」とは?

アーティストの河原シンスケがプロデュースするサロンレストラン「usagi」。パリのファッション関係者やクリエイターたちに愛されたお店が、2017年ついに東京にオープン。「usagi」の誕生秘話、東京にオープンした理由、シンスケの料理観、今平シェフとの出会いについてたずねた。

Photos:Ayako Masunaga
Interview & Text:Miho Matsuda
Edit:Masumi Sasaki

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パリでサロンレストランを始めた理由

パリにあった小さなサロンレストラン「usagi」。アーティストである河原シンスケが作り出したその空間は、毎夜、世界中のクリエイターやアーティストが集まる場所だった。

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「ヨーロッでは自宅に友達を招いて、おもてなしをする文化があります。日本でも広まりつつあるけれど、僕がパリに来たときそれが日常的にありました。友達が友達を連れて来て、人と人が繋がっていく。そんな空間を作って、そこでいろんな出会いがあったら面白いだろうと始めたのが『usagi』です」

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「usagi」をひとつのフィルターにして、新しい出会いの輪が広がっていく。そこで出す料理は「自分が食べたいもの」がコンセプト。

「もちろんお客様が喜ぶものを出したいけれど、自分が嫌いなもののは勧めたくない。だから、まず自分が食べたいものは何かというところから『usagi』の料理は始まりました。たどり着いたのは、日本人だから寿司や天ぷらというのではなく、フレンチでも和食でもない、ビオや安全性の高い素材を使い身体のためにもなる料理です」

食に関してはアマチュアだ、と言うが、「usagi」は評判を呼び、またたく間に感度が高い人々が集まるスポットになった。

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今平シェフが参画しパワーアップした「usagi Tokyo」

2017年にスタートした東京の「usagi」は、河原シンスケのディレクションのもと、今平慎太郎シェフが料理を手がける。

「2014年の札幌芸術祭で、『ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)』のサポートによるオフィシャル・ディナーのインスタレーションとプロデュースを行いました。そこで出会ったのが今平シェフ。高い技術はもとより、僕のイメージを瞬時に理解し料理で表現してくれた。仕事は人と人です。尊敬する人と一緒にもの作りをしていきたいと思っているので、東京でusagiを始めるにあたって今平シェフにコンサルティングをお願いしたんです。そしたらなんと、ご家族と一緒に東京に来てくれた。東京はパリ以上に、食に対してマニアックな街。和食も中華もフレンチも美味しいお店がたくさんある。北海道でたくさんの料理人を束ねていた今平シェフが来てくれたことはとても心強いし、素材を探しに日本中を巡ったりと東京オリジナルでいろんなトライをしています」

料理はコミュニケーション。パリで育った食の感性

Profile

河原シンスケ(Shinsuke Kawahara) 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo:Keiichi Nitta)

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