08
Lifestyle Post

usagi bon ごはん
recipe.8 栗もどき出汁ご飯

アーティスト河原シンスケがプロデュースするサロンレストラン「usagi」の料理をわが家にも。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。

Photos&Art Work&Text:Shinsuke Kawahara
Food Direction:Shintaro Imahira
Edit:Masumi Sasaki

image07のコピー
image07のコピー

栗もどき出汁ご飯
甘さのあるじゃがいものホクホクしたおいしさは、まるで栗のよう。

【材料】 (4人前)
インカのめざめ(メークインでも可) 小1個
精進出汁 360ml  ※※作り方はこちら
精進出汁をとった後の黒大豆が混ざったお米(白飯でも可) 200g
精製していない塩 ふたつまみ
醤油 小さじ1
水溶き片栗粉(片栗粉 大さじ1、水 大さじ1を混ぜる) 大さじ2
小ねぎ(万能ねぎ) 8g
生山わさび(ホースラディッシュ) 12g (練りわさびでも可)

【作り方】
1. インカのめざめの皮をむき、塩(別分量)を入れて、まるごと水から茹でる。沸騰したら弱火にし、竹串が抵抗なくすっと通るぐらいになったら火から下ろす。
2. ①のインカのめざめを食べやすい大きさにカットする。
3. 鍋に精進出汁と塩、②のインカのめざめを入れ火にかける。沸騰したら弱火にして5分ほど煮てから、水溶き片栗粉を回し入れる。とろみがついたら火を止め、醤油を混ぜ合わせる。
4. 茶碗にご飯を盛り、上から③をかける。仕上げにすりおろしたホースラディッシュをのせ、小口切りにした小ねぎをふりかける。

usagi_08のコピー

騙し騙され、お茶目な擬似体験

芝居の世界では、悲劇よりも喜劇をつくるほうが難しいと言われている。それほどユーモアってセンスが必要なのだ。
ユーモアと騙しは共犯者同士。でも、偽ブランドは、オリジナルを無視した冒涜行為の許せない“騙し”。そこには、何のユーモアのセンスもないから。
それに比べて、舞台の書き割りやデコレーションには、魅力的な“騙し”が溢れている。舞台上の建物や自然のエレメントは、デフォルメされた色や形のおかげで、実物以上に奥行きを感じられたり、ドラマチックな効果で物語を盛り上げる、騙し絵の世界。
フランス語では、騙し絵のことを「トロンプルイユ(Trompe-l’oeuil)」という 。「Trompe」は欺く、「l’oeil」は眼という意味。ヨーロッパでは、店舗や住宅にも、大理石とか木目の柄をペイントで表現する、クラシックなトロンプルイユの技法が日常的に使われている。壁一面を鏡にして狭い場所を広く大きく見せたりすることも、銭湯に描かれた富士山の風景画も、ある意味トロンプルイユなのだ。そして、それらは嬉しい騙され体験。

他のレシピもチェック!

usagi Tokyo
住所/東京都渋谷区恵比寿西1-24-7
TEL/080-4904-7438(要予約)
営業時間/18:00〜22:30(L.O.)〜24:00(ドリンクのみ)
定休日/土曜、日曜、祝日
Instagram/@usagi_tokyo_salon
FACEBOOK/Usagi Tokyo

サロンレストラン「usagi」とは

いいね!

Profile

河原シンスケ(Shinsuke Kawahara) 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo:Keiichi Nitta)

Profile

今平慎太郎(Shintaro Imahira) 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。(Photo:Ayako Masunaga)

Recommended Post