usagi bon ごはん vol.67 胡瓜と沢庵の甘酢和え | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.67 胡瓜と沢庵の甘酢和え

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。第67回は、胡瓜と沢庵の甘酢和え。

胡瓜と沢庵の甘酢和え

暑い夏にさっぱりと食べられる漬物、冷蔵庫に余ってる漬物でも再利用出来るし、茹で豚などに合わせても美味しいです。

【材料】 2人分
白身魚(切身) 2切れ
昆布 10 g
水 50ml
日本酒 50ml
醤油 5ml
胡瓜 1/2本
沢庵 少々
甘酢 54ml (レシピはこちらを参照)
炒りごま 少々

【作り方】
1. 白身魚に塩(分量外)をふって5〜6分おく。
2. 鍋に昆布、水、日本酒、醤油を入れておく。
3. 胡瓜、沢庵は細く切り、甘酢につけておく。
4. 2に1を入れ蓋をして強火でひと煮立ちしたら、弱火で3〜4分煮る。
5. お皿に4を盛りつけて、3を乗せて炒りごまをふる。

冷却効果の幻想

日本の夏。帰国の時勿論覚悟をしているのだが、空港を一歩出た途端に『おお~。』と思わず声が出てしまう程、それは何度も経験しているくせに記憶のレベルを毎回上回る凄まじさ。

パリも年々猛暑日があることが増えている。風鈴、蚊帳、行水、扇風機、かき氷。基本美観問題でエアコンを付けられないパリでは、そんな昭和な対処法で乗り切るより道はない。食べ物や飲み物もそんな時の重要ポイントとなる。

柑橘系はやはりさっぱりした味わいが楽しめる。酢のバリエーションも身体をスッキリさせてくれる。いろんな野菜の酢漬けを作っておくとこんな時にも重宝する。同じ柑橘系の中でも、レモンをライムに変えるだけで、全く違う感じに仕上がってバリエーションも増えて楽しい。野菜の選択自体も、例えば胡瓜はやっぱり冬より夏に食べたくなる味。その少し青臭さとみずみずしさが、涼を運んでくれるようだ。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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