usagi bon ごはん recipe.51 みかんと大根の雪仕立て | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん recipe.51 みかんと大根の雪仕立て

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。第51回は、みかんと大根の雪仕立て。

みかんや大根には老化防止や脂肪をつきにくくしたり、風邪予防など、これから年末に向けて冬には、ぜひ積極的に取りたいフルーツと野菜の僕的には鉄板の組み合わせです。 【材料】 4人分 みかん 1個 大根 200g 大根葉 少々 精進出汁 60ml 甘酢 60ml(レシピはこちらを参照) 赤唐辛子 少々 精製していない塩 少々 【作り方】 1. みかんは皮をむき、食べやすい大きさに切る。(栄養価が高いので、あえて筋や袋は取らない) 2. 大根は皮ごとすりおろし、固く絞る。 3. 大根葉は軽く塩をして、しんなりしてきたら絞る。 4. 精進出汁、甘酢、刻んだ赤唐辛子を混ぜる。 5. 1のみかん、2の大根をさっと軽く混ぜ合わせる。 6. 器に5を盛り3の葉を上にのせる。 7. 6の上から4をかける。

新コンビ結成の兆しはある?

みかんにこたつ。って昔は絶対的コンビのように言われていたけど、今のライフスタイルでは、もしや他にも新しいコンビが生まれているのかもしれない。漫才、歌のデュエット、テニスのダブル……。どんな分野でも息の合った絶妙の組み合わせから生まれる素晴らしい結果は、置き換えが中々難しい。だからそれが、今回のみかんに大根?

みかんは、色んな地方で生産されている、家庭の庭先にもあったりする。それぞれの甘味と酸味のバランスは地方ごとに特徴的な違いがある。個人的にそのまま食べる時は、和歌山のみかんが最近のお気に入り。パリやヨーロッパで食べるマンダリンとは全く違う美味しさがある。

大根は、小さな赤いラディッシュ以外に食べる事は稀。それにあれはどちらかというと蕪で大根ではない。大根を買えるのはジャパニーズマーケットやチャイナタウンのマーケット。でも日本で食べる水々しさや、甘味、辛味は求められず、それでも食べたいから我慢してつい買ってしまうパリ生活だ。

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Art Work & Text: Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction: Shintaro Imahira Edit: Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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