usagi bon ごはんrecipe.10 みかんとゆで小豆のゼリー | Numero TOKYO
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recipe.10 みかんとゆで小豆のゼリー

アーティスト河原シンスケがプロデュースするサロンレストラン「usagi」の料理をわが家にも。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。

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みかんとゆで小豆のゼリー
みかんをそのまま食べる以上に、アガーのゼリーにすると、ツルンと美味しさ倍増!

【材料】 3人前
みかんの絞り果汁(みかん3〜4個分) 180ml
水 90ml
きび砂糖 20g
アガー 6g
みかん 1/4個
ミントの葉 3枚
メープルシロップ 大さじ1
ゆで小豆(市販の缶詰で可) 60g

1. みかん果汁を絞る(美味しい果汁100%ジュース、またはみかん缶をミキサーなどにかけても可)
2. 鍋に、水、アガー、きび砂糖を入れ火にかける。中火でダマにならないよう、かき混ぜながら透明になるまで沸騰させる。
3. 透明になったら、鍋を火からおろし、みかん果汁を加えて混ぜる。
4. 冷めないうちに器に流し込み、冷蔵庫で冷やし固める(15分程度)。
5. 固まったら、④の上に、適当なサイズにカットしたみかん、ゆで小豆を盛り、メープルシロップをかけ、ミントを飾る。
point みかんの白いスジは、食物繊維やポリフェノールが豊富なので取らず、切り口を見せるように盛れば見た目も◎。

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2018年ラッキカラーの美味しいデザート

「冬は炬燵にみかんだよね〜」とよく言われるが、小学生の頃、生活がだらしなくなるからという理由で我が家に炬燵はなかった。だから炬燵のある友人宅が羨ましく、弟と結託して「炬燵を我が家に!」談判の結果、確か数年間だが我が家にもやってきた。結局、使った時期はあまり長く続かなかったけれど(笑)。

パリの冬にもマンダリンみかんがたくさん出回る。モロッコ、スペイン、イタリアなど近隣諸国にもそれぞれのみかんがある。日本のものと比べると、何故かどの国のも皮が剥きにくく、酸味が強いものが多い。それでもみかんは万国共通で愛されている。スペインのアンダルシア地方セビリアや、モロッコのマラケシュでは、目抜き通りの街路樹がオレンジの木々になっているほど!その光景がなかなか素敵なのだ。

久しぶりに童謡「みかんの花咲く丘」が口をついて出てきた。「みかんの花が咲いている♪♪♪」。これは、みかんの里、静岡県伊東地方で生まれた唄なのだそう。

そして、風水では、みかん色は、今年のラッキーカラーのひとつらしい!

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usagi Tokyo
住所/東京都渋谷区恵比寿西1-24-7
TEL/080-4904-7438(要予約)
営業時間/18:00〜22:30(L.O.)〜24:00(ドリンクのみ)
定休日/土曜、日曜、祝日
Instagram/@usagi_tokyo_salon
FACEBOOK/Usagi Tokyo

サロンレストラン「usagi」とは

Photo&Art Work&Text:Shinsuke Kawahara
Food Direction:Shintaro Imahira
Edit:Masumi Sasaki

Profile

河原シンスケ(Shinsuke Kawahara) 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo:Keiichi Nitta)
今平慎太郎(Shintaro Imahira) 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。(Photo:Ayako Masunaga)

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2024.11.28 発売

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