バリ旅カルチャー編: スピリチュアルパワーを浴びる!
アジアンリゾートの代表格、バリ島。ここ数年、インターナショナル系のラグジュアリーホテルが続々オープンしているヌサドゥア地区にある「ザ・リッツ・カールトンバリ」(The Ritz-Carlton, Bali)は、何もせずに過ごすリゾート滞在の贅沢に加えて、バリ島カルチャーの体験型アクティビティが満載。 神々の住むバリ島でエクスペリエンスの旅を!
お祈りの儀式「ムルカット」を体験
バリ島といえば、“神々の島“。さまざまな寺院や、神様の石像があちこちに見られます。イスラム教国インドネシアにあって、バリ島では約9割がバリ・ヒンズー教徒なのだそう。信仰心のあついバリ人は、朝晩にお祈りを捧げています。「ザ・リッツ・カールトンバリ」では、バリヒンズーのなかで古くから親しまれている「ムルカット」の儀式が体験できます。
ちょうど太陽が昇った朝7時、マンクと呼ばれる司祭が行う儀式に参加しました。バリ式のお祈りの作法はなかなか細かく、聖水で手や足、顔や口を3度清め、お供え物のお花を手に取り、さまざまな神さまに祈りを捧げます。バリヒンズーの神、太陽の神、海の神・・・。波の音を聞き、風を感じながら静かに正座をしているだけで、心が洗われていくよう。こういった静かな時間を持つことが大切だなーと実感。バリ人がみな心穏やかなのは、このお祈りが習慣化しているからでは?などといろいろな考えも巡りつつ。
儀式の最後に「ブナン トゥリ ダトゥ」と呼ばれる3色で編んだ紐を腕に巻いてもらいます。これはバランス・調和・理解を象徴する、火・水・風の3つのパワーが込められたお守りとして、自然に切れるまで身につけておくのだそう。バリ中の人がカラフルなこのミサンガのような紐を腕に巻いています!
★ 「魂の浄化リチュアル」(Soul Purification Ritual)IDR 1,500++
バリの伝統服工場へ大人の社会科見学
ムルカットのときも、女性はサロンと呼ばれる腰布を巻くのですが、次はこのサロン工場の見学ツアーへ。車で約1時間、工場に到着し、奥へ進むと機織り機がずらり。訪れたときはちょうどお昼休みで、みなさん地べたにお昼寝したりとだいぶ自由でした。
パターンを元に模様がおられ、その柄に一つ一つ色づけをしたり染め付けたりと気が遠くなるような工程・・・。昔から活躍している手織りの織り機のほか、ほとんどが手作業で行われています。
その後はバリ島の人々が日常的に訪れる寺院へ。自前のサロンを持っていない観光客は、寺院の入り口でサロンを腰に巻いてもらいます。
色柄が鮮やかなサロンが映えてなんともきれい。バリの正装では、女性は長袖ではなくてはいけなかったり、白でなければならない、などと様々な決まりがあります。でもこの暑さで長袖なんて…と思いきや、正式な場でないときは半袖、五分袖、そして最近では涼しいレース編み生地が流行っているそう! 本来なら一枚布のサロンも、普段着はストレッチ素材のサロン風スカートだったり。どこにいても女性は伝統とオシャレと実用と、いろいろ考えるモノです。
★「サロンコンシェルジュツアー」(Sarong Concierge Tour)IDR 1,850,000++
IDR 100=約¥0.82(2017年6月現在)
++/税サ別
ザ・リッツ・カールトンバリ (The Ritz-Carlton, Bali)
Jalan Raya Nusa Dua Selatan Lot #3 Bali, 80363 インドネシア
www.ritzcarlton.com/jp/hotels/indonesia/bali