渡辺直美インタビュー「休日はスマホ映画とケータリングに夢中」 | Numero TOKYO - Part 3
Interview / Post

渡辺直美インタビュー
「休日はスマホ映画とケータリングに夢中」

旬な俳優、女優、アーティストやクリエイターが登場し、「ONとOFF」をテーマに自身のクリエイションについて語る連載「Talks」。 vol.20は芸人、渡辺直美にインタビュー。

好きな映画は『モンスター』

──その中でも一番楽しんでいるのは?

「Instagramですかね。国内外から大きな反応があるのがInstagramです。見てますって言われるのもInstagramが一番多いですね。最近は慣れましたが、去年の夏ぐらいは『Insta見てます!』って芸能人の方に言われたり、番組で特集されちゃったりして一度フリーズしました。気軽にアップしてたのが恐くなって、一時期は2週間に1回くらいしか更新しなくなっちゃって。アップする度に『これ面白いかな?』って恐怖に怯える日々があったのですが、今はそれも抜けて、また楽しんでます」

──番組の中の「ナオミ」と渡辺さんのキャラクターに共通点はあるのでしょうか。

「ゼロですね。まず家にいる姿が全然違いますから。番組の中の『ナオミ』は家の中にいるのにとてもポップ。撮影用にセッティングされるお部屋のインテリアが可愛いんです! セットを見て『自分の部屋もちゃんとしよう。ピンクのクッションとか花柄のラグを買って…』と妄想しながら家に帰るんですが、寝ると次の日に忘れちゃうんですよ(涙)共通点があるとしたら、私も映画はほとんど家で、それこそdTVで見ることが多いです。でも『ナオミ』みたいにエクササイズしながらなんてことはなく、ラーメン食べながらボーっと見つめてる(笑)」

──普段から映画はよく見るんですね。女性へのおすすめは?

「殺人鬼のノンフィクションものとか暗い映画が好きだから、おすすめできるかな…。好きな映画は『モンスター』です。17歳の時にバイト帰りにDVDを借りて見たんですけど、感情をダイレクトに受け止めちゃって、気を病んでしまって。色んな意味で影響を受けましたね」

──どんなシーンに影響を受けましたか?

「9歳から売春婦として生きてきた主人公の話で。20代後半になってもまだ続けていて、接客した後にもう死んでしまおうと思うんだけど、稼いだお金を残して死ぬのはもったいないからって、持っているお金の分だけバーでお酒を飲むんです。そこである女の子とであって、恋に落ちて人生が変わっていくんです。そこからどうやって世界的に有名な殺人鬼になったのかとか、レズビアンじゃなかったのにその子と出会って女の子を好きになった理由とか、すごく面白くて引き込まれる。主演のシャーリーズ・セロンが何キロも太って役作りしたというのも衝撃的でしたね。これまで見たものの中で、インパクトは一番ですね」

Photos:Satomi Yamauchi 
Interview & Text:Yukiko Shinmura

Profile

渡辺直美(Naomi Watanabe)芸人、タレント。1987年生まれ。2012、13年『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』にて2年連続優勝。これまでに出演したバラエティのレギュラー番組は『ピカルの定理』『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ)や『伝えてピカッチ』(NHK)。松本人志監督の映画『R100』では女優としての実力も発揮。6Lまでサイズの幅を取り揃えたブランド「PUNYUS」をプロデュース。

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