シンシア・ヴィルチェス・カスティリオーニインタビュー「きっかけは出産」 | Numero TOKYO - Part 2
Interview / Post

シンシア・ヴィルチェス・カスティリオーニ
インタビュー「きっかけは出産」

talks#14
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ミラノ発のジュエリーブランドALIITAが、日本からデビューを果たす。デザインを手がけるのは、MARNIのデザイナー、コンスエロ・カスティリーニの義娘であるシンシア・ヴィリチェス・カスティリーニ。ジュエリーへの飽くなき情熱からブランドをスタートさせたシンシアが、肩肘張らないミニマルなデザインの中にエレガントさを漂わせるコレクションを披露する。ファッションファミリーからまた一つ新たに生まれたクリエイションに注目したい。

ジュエリーは常に大きな存在

──シュノーケルやバケツといったモチーフも幼少期の思い出にちなんだものなのですか?

「子ども時代ということだけでなく、例えば今年の夏、息子とビーチで過ごしたことがすごく印象深くて。だから、新しいステップを歩き始めた自分にも、常に寄り添ってくれているものたちだと思うわ」

──子どもの頃からジュエリーに興味があったということですが、ジュエリーデザイナーとしての夢を叶えた気持ちとは?

「幼い時から自分でブレスレットを作ったり、ジュエリーのコースに通ったり、ジュエリーは私にとって、常に大きな存在だったの。だからこそ趣味として楽しもうと思っていから、仕事はファッションマーケティングの道を選んだわ。もちろんこの仕事も楽しかったけれどね。今、こうして自分のブランドを立ち上げることになるだなんて、本当に夢のような、でも探していたものがきちんとはまったような、そんな感覚よ」

──ブランドスタートについて、コンスエロ・カスティリオーニさんとは何か話されましたか?

「ミセス・コンスエロは私にとって、いつもインスピレーションを与えてくれる特別な人よ。偉大なファッションデザイナーであり、尊敬する母親でもある彼女は、私のロールモデルでもあるわ。『ALIITA』を立ち上げるときもとても喜んでくれたし、このブランドの熱烈なファンでいてくれているの」

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