オランピア・ル・タン インタビュー「のんびりするのがいいわね。地中海のビーチで!」 | Numero TOKYO - Part 3
Interview / Post

オランピア・ル・タン インタビュー
「のんびりするのがいいわね。地中海のビーチで!」

talks #09
talks #09

セレクトショップ「ファリーン トーキョー(Faline Tokyo)」のポップアップイベントのため来日したオランピア・ル・タン(Olympia Le-Tan)。刺繍で施されたハンドメイドのクラッチバッグは、今や世界中のファッショニスタがこぞって愛用。ファッション界に欠かせない存在となった。新作コレクションやインスピレーション源について迫る。<「オランピア ル タン」新作の情報はこちら

アイデアを膨らませるための旅

──インスピレーションはどんなところから得るのでしょうか?

「基本的にオンとオフを切り替えずに常にいろんなことにアンテナを張るようにしているの。クリエイティブな人たちはみんなそうじゃないかしら?クリエイションと毎日の生活を切り分けることはできないわ。パリでの日常の生活の中で出合うものごとにはいろんなヒントが詰まっているから、そこからアイデアを得ることもあるわ」

──デイリーライフからアイデアを得るとのことですが、インスピレーションを求めて旅に出ることもありますか?

「私の場合、旅先で偶然インスピレーションを得るというより、毎回コレクションのテーマを決めてから、そのアイデアを膨らませるために旅に出ることが多いの。インドにはよく行くし、それからニューヨークやロンドンに行くことも多い」

──オンとオフの境界線がないということですが、リフレッシュしたいときはどんなことをするのですか?

「とにかくよく眠ること(笑)。それもビーチでのんびりするのがいいわね。地中海のビーチでね!」

──東京・原宿の「ファリーン」でのインストアイベントのための来日ということですが、東京の印象は?

「今回もとても楽しんでいるわ。東京に初めて来たのは15年前。10日間の滞在のつもりが結局1ヶ月も過ごすことになるくらい刺激的で鮮烈な印象だった。それ以来、何かと日本にはよく来ているし、少しの間住んでいたこともあるのよ。日本の文化や建築がとても好き。それに街を行く人々のファッションの着こなしはとても興味深いわ。たくさんの友達ができたし、東京での滞在はいつも楽しいの」

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