Way of Life Vol.3 佐藤久実(カーレーサー)×田中杏子スペシャルトーク | Numero TOKYO - Part 3
Culture / Post

Way of Life Vol.3 佐藤久実(カーレーサー)×田中杏子スペシャルトーク 

車を持つ女性のライフスタイルに迫るスペシャルトーク企画「Way of Life」。女性レーサーとして第一線で活躍し、現在も24時間耐久レースへの出場やモータージャーナリストとしても幅広く活動する佐藤久実を迎え、小誌編集長・田中杏子とトークを展開。大人のオンナのたしなみについて、幅広いトピックで盛り上がりました。最終回は、それぞれの業界のトレンドから、今後さらに突き詰めていきたいことまで迫ります。
––車、ファッションの業界を牽引するお2人が、今後突き詰めたいものとは?
A「日本のファッション業界のボトムアップを目指したい。日本のファッション業界や特に女性が世界で活躍できるような環境につなげられればいいなと思います。最終的に自分のやりたい方向だと思うし、やらなくてはいけないという責任もあります。ファッションって文化のひとつなんですけれど、今はモードってサブカルというポジションなんですよね。特にファッションメディアも文化のひとつとして盛り上げていくことが課題です」
K「杏子さんのお話を聞いて、車の世界もまったくその通りだなと。ヨーロッパに行くと、自動車の文化、レース文化がすごく根付いているんですが、日本の車業界も基幹産業ではあるけれど文化としてとらえる背景があまりないんですよね」
A「確かにヨーロッパでは一般の人が参加できる、クラシックカーのレースなどありますよね。早さを競うだけでなく、楽しむためのレースというか」
K「そうなんです。クラシックカーの展示なども数多く開催されていて、オシャレでかわいい車に触れる機会もたくさんあります。それに、カーレースを家族みんなで観戦しにきたり、車文化を楽しむ背景があります」
A「日本では、どちらかというと車もファッションもマテリアルのひとつという感覚が強いんですよね。自分のステータスを見極められるためにいい車に乗ったり、いい服を着ようという、装飾のひとつなんですよね。背景の文化に対して敬意が払えるくらいに文化的に根付いていくといいなと思いますね」
【車文化、ファッション文化は盛り上げるためには?】

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