Way of Life vol.1 佐藤久実(レーシングドライバー)×田中杏子スペシャルトーク | Numero TOKYO - Part 4
Culture / Post

Way of Life vol.1 佐藤久実(レーシングドライバー)×田中杏子スペシャルトーク

車を持つ女性のライフスタイルに迫るスペシャルトーク企画「Way of Life」。女性レーサーとして第一線で活躍し、現在も24時間耐久レースへの出場やモータージャーナリストとしても幅広く活動する佐藤久実を迎え、小誌編集長・田中杏子とトークを展開。大人のオンナのたしなみについて、幅広いトピックで盛り上がりました。第一弾では、現在の仕事と出合ったきっかけや、それぞれの仕事の魅力についてお聞きします。
Photo:Kisimari Interview:Etsuko Soeda
A「怖くてやめたいと思う瞬間は?」
K「車に対しての信頼感がもてないときですね。エンジンの嫌な音がするなど、どこか不具合があるなと感じるときは怖いです。少なくとも自分のミスなら仕方がないと思えますが」
A「どこか中毒みたいなものがあるのでしょうね。アドレナリンが出るというか。経験した人のみわかるものなのでしょうね」
K「ランナーズハイじゃないですけど、本当に気持ち良く走れた時って、自分が車のパーツのひとつになったような感覚になるんです。ピタッと一体になったような感覚。本当に数えるくらいの経験なんですけど。『私もう何時間でも走っていられる』ってそう思える瞬間があるから、それを常に追い求めているんですよね。ファッションの世界では、杏子さんが仕事でハイになる瞬間ってどんなときなんですか?」
A「すごくいいヴィジュアルができたときは本当に気持ちが良いですね。若いときは特にそう感じていました。あのときの高揚感は忘れられません。キャリアが浅い頃のほうが世界が広がっているので、そう思えたのかもしれませんね。コレクションでも、素晴らしいショーを見たときはやはり興奮しますね」
──忘れがたい興奮の瞬間があるからこそ、第一線でずっと突き進んでこられたのでしょうね。次回は、第一線で活躍するために意識しているヘルス&ビューティについてお聞きします。12月3日の配信ををお楽しみに。
Photo:Kisimari Interview:Etsuko Soeda
佐藤久美プロフィール写真
佐藤久美プロフィール写真
佐藤久実(さとうくみ) レーシングドライバー・モータージャーナリスト。大学在学中にレースデビューし、現在は耐久レースをメインに活動。ニュルブルクリンク24時間レース、スパ・フランコルシャン24時間レースなど海外の24時間レースでも入賞を果たす。 レースで培ったスキルをベースに、ドライビング・インストラクターとしても活動。
田中杏子(たなかあこ) Numéro TOKYO編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告などに携わる。ファッション・エディターのほか、広告のスタイリングやTV番組の司会などの職を兼務。2005年よりNuméro TOKYO編集長に就任。同誌ファッションページのスタイリングやブランドのアドバイザー、ディレクションなども行う

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