Way of Life vol.1 佐藤久実(レーシングドライバー)×田中杏子スペシャルトーク | Numero TOKYO - Part 2
Culture / Post

Way of Life vol.1 佐藤久実(レーシングドライバー)×田中杏子スペシャルトーク

車を持つ女性のライフスタイルに迫るスペシャルトーク企画「Way of Life」。女性レーサーとして第一線で活躍し、現在も24時間耐久レースへの出場やモータージャーナリストとしても幅広く活動する佐藤久実を迎え、小誌編集長・田中杏子とトークを展開。大人のオンナのたしなみについて、幅広いトピックで盛り上がりました。第一弾では、現在の仕事と出合ったきっかけや、それぞれの仕事の魅力についてお聞きします。
K「女性向けのレースがあると聞いて。レースカーは準備されているので、エントリーフィーさえあれば、出場できるという条件だったんです。そのとき『金網の向こうの世界に行ける一生の一度のチャンスかもしれない』って思ったんです」
A「最初で最後のレースのつもりが、その後レーサーとしての人生を歩んでこられたんですものね!もしレーサーではなかったら、どんな職業を選んでいたと思いますか?」
K「薬科大にいっていましたが、当時の私には夢が見えなかったんです。でも、レースは今しかできないと思ったんですよね。大学4年のとき、実はある会社から内定をいただいたんです。でもレースと仕事が両立できるかと考えたとき、やっぱり難しいかな、このままやめちゃうのはいやだなと思いました。かといって職業ドライバーとしてやれるのかイメージはしていなかったんですが、内定をドタキャンしてしまったんですよ。それが今に至るきっかけに」
A「私は学生時代サーフィンのテストライダーをやっていたんですが、当時は結構本格的にやっていました。でも、サーファーを職業として考えたときの自分が想像できず、その道はやめてしまいましたね」
K「それこそ杏子さんがサーファーとしてではない道を選んだように、誰にでもどこかで決断するときってあるんですよね。杏子さんがスタイリングに興味を持ったきっかけってあるんですか?」
A「親がファッション好きだったというのはあると思います。いろいろな服を着せられたし、かわいい服を着る楽しみとか、嫌な服を着たときの気分の悪い感じとか、そういう気持ちの部分は子どもの頃に養われたのかも。そういうところから、服選びにこだわるようになりました」
【価値観を変えたレースって?】

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