伊勢谷友介&藤元明インタビュー(1)
──どのような想いでリバース・プロジェクトを立ち上げたのですか?
伊勢谷「人は何のために生きているのか、誰しも疑問に思う時期があると思います。私にももちろんその時間があり、27才の頃に“人は人以上にはなれない”という自分なりの結論を導きました。であるなら、人類として地球上で生きていける条件を“選択”していくことが、一個人の責任だと考えました。その目標は“人類が地球に生き残るために”です。そして私達は、個人が集まり、活動していくモデルとして、衣食住・水・エネルギー・教育を視野に入れた“株式会社”を立ち上げました。株式会社にしたのは、現社会の中で最も現実的な活動形態だと考えたからです。私達は様々な社会問題に対し、具体的なプロジェクトを提案、実行していくことをモットーとしています」
──コーチ × リバース・プロジェクトのコラボレーションが実現したいきさつを教えてください。
藤元「リバース・プロジェクトが取り組んできた“再生”をテーマにした様々なアプローチを評価して頂き、サステナビリティを重んじ、社会において責任ある行動を取るというコーチの企業精神に基づくかたちで2011年春にスタートしました」
1. 昨年5月、コーチの本拠地であるニューヨークを訪れた伊勢谷と藤元。コーチ初のメンズ専門店であるブリーカーストリートのストアへ。
2. コーチのプレジデント兼エグゼクティヴ・クリエイティヴ・ディレクターであるリード・クラッコフとのミーティングのためコーチ本社を訪問。
3. 本社のアーカイヴ室に保管されていた貴重なバッグの数々。
4. トーラス ノットのインスピレーションとなったブリーカーストリートのメンズストアで見つけたレザーの巻かれたトルソー。
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