UAの新曲を鬼リピ【#私の土曜日16:00】 | Numero TOKYO
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UAの新曲を鬼リピ【#私の土曜日16:00】

気に入った曲に出合ったら、ひたすらリピートしてしまいますよね。今の私の鬼リピミュージックは、UAの「微熱」です。もう何回聴いたかわからないのに、いちいち、それはもういちいち胸が高鳴ります。そして聴くたびにまた好きになります。このキモチどうしても伝えたい……だからここにしたためます(告白)。

こちら「微熱」は、先日3月16日に実に6年ぶりにリリースされたUAの新曲。期待しながら、アップされたYouTubeを見てみると……、期待を遥かに超えてゆく音楽と歌とヴィジュアル。UAの歌声が心揺さぶるとともに、マヒトゥ・ザ・ピーポーの曲と詩が、染みて染みて染みわたります。聴いていると布団にくるまりたくなるような曲であり、踊り出したくなるような曲であり。特に90年代に彼女の曲を聴き倒した私にとっては懐かしさを感じるものでありながら、同時にとても新鮮に響いてくるものでした。そして懐かしさというよりその新しさが私の鬼リピの理由なんですよね、間違いなく。同世代のみなさんはもちろん、息子の村上虹郎を先に知った世代のみなさんはどう感じるでしょうか? ぜひ聴いてみてください! YouTubeでは過去の楽曲もたくさん視聴できるので合わせてどうぞ。書いていてまた聴きたくなってきた! 5月に発売予定のアルバムも楽しみです。

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Profile

伊藤さや香Sayaka Ito フィーチャー・ディレクター。フランス文化への憧れがすぎて、慶應義塾大学文学部仏文学専攻を卒業、フランス系アパレル会社に勤務。ファッション誌などのライターを経て、フランス版『Numero』の日本語訳小冊子の編集に携わる。その後『Numero TOKYO』に創刊メンバーとして参加。主に、映画、本、アート、ライフスタイルの企画を担当。もとよりカラックス、ジャームッシュ、クンデラなどの作家たちを愛しつつ、新たな(もうちょっと明るい)お気に入りを専ら模索中。プライベートでは2児の母。

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