宮川ひかる展「Fleshing」@TRAUMARIS|SPACE | Saeborg
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宮川ひかる展「Fleshing」@TRAUMARIS|SPACE

 

友人の宮川ひかる嬢がトラウマリスで展示を開催中です!そして今週土曜日、トークゲストに呼ばれましたので皆様是非、いらしてくださると嬉しいです↓

 

急きょトークイベントが決まりました!

ゲストは作品に身長194cmの大きな背中を貸してくださったケロッピーさんと、
岡本太郎現代芸術賞やデパーメントHで注目のサエボーグ!
ハードコアな話が満載になることまちがいなし。
トークショウ: 5月31日(土)  19:30-20:30 
出演:宮川ひかる(出展作家)
   ケロッピー前田(フォトジャーナリスト)
   サエボーグ(アーティスト)

 

今度の展示はひかるちゃんの作品の中でも特に好きなシリーズなので楽しみです!ちなみに以下の写真画像は彼女自身の背中にカッティングしたものだったりします。

以下の情報はトラウマリスさんのHPから情報をそのままコピペさせていただいています。

トラウマリスHPtraumaris.jp/space/2014/05/fleshing.html 

宮川ひかる嬢のtwitter  twitter.com/cendreetash 

 

 

宮川ひかる展
「Fleshing」

 

2014年5月21日(水)〜6月8日(日)
opening reception: 5/21(水)  19:00-22:00

flesh【動詞】【他動詞】

1〈刀などを〉肉に突き刺す。〈刀などの〉切れ味をためす。

2〈文筆・才などを〉実地にためす。

3〈猟犬・タカなどに〉獲物の肉を味わわせて刺激する。

4〈兵隊などに〉流血の味を知らせる。

 

 

TRAUMARIS|SPACEでは、今年3月に開催された「3331ART FAIR」にて
「住吉智恵(TRAUMARIS主宰/アートプロデューサー)賞」に選出された
アーティスト、宮川ひかる(1976年生まれ)の個展を行います。

 

宮川ひかるは、2005年にフランス・グルノーブル美術大学を卒業、2007年に
スイス・ジュネーブ美術大学修士課程修了。在学中から、モードテキスタイル

博物館(パリ)、ジュードポーム美術館(パリ)、 コレクション・ランベール

(アヴィニョン)など美術館のグループ展に多数参加、2006年に国内初個展

「Trip of Hikaru」(高橋コレクション)開催、2007年にジュネーブ市から若

手アーティストを奨励するLissignol-Chevalier賞を受賞。アーティスト/キュ

レーターとして作品制作と展覧会企画を行っています。

 

国内外で最初に注目を浴びた、2006年の「ポスター・プロジェクト」では、

物質的マテリアルを使用しない商品を扱う架空のラグジュアリーブランドの

広告を制作。ジュエリーや靴のデザインを、作家自身の身体にみずからカッ

ティングによって施した生々しい模様を撮影し、マテリアル不在の製品をま

とったポスターを街中に貼って見せました。

このほか、ルイ・ヴィトン150周年記念の年には、モノグラムのバッグを日

本の折り紙で精密に複製し、正規の値段をつけてLVパリ本店の前で路上販売

しているところを警察に連行される体当たりのパフォーマンスを敢行。その

「革製の偽物より精巧な」クオリティの高さが注目され、『Le cas du sac』

と題した、モードテキスタイル博物館でのエルメス主催の鞄の展覧会で発表

されました。

 

近年はより一層、身体改造、物質性の破壊と創造、深層心理のプロトタイプ

にフォーカスし、絵画、刺繍、インスタレーション、アクションなど多岐に

わたる手法を用いて、それらの分野を探求しています。

「3331ART FAIR」では、太陽と鳥を描いたタトゥーのデザインを元に、

http://www.apocaript.com/gallery/226.html

同じ彫り師にアレンジを依頼したデザインを、別のカッティング師に刻んで

もらった彼女自身の背中のイメージをメインに、友人のタトゥーを刺繍で再

現した作品、白髪を幾何学模様に編み込んだ立体などが展示されました。

 

本展で発表する新作は、スペイン・アルタミラの洞窟画の野牛を背中にカッ

ティングした雄大なイメージの布プリント、古代の壁画に遺された狩りの様

子を「痛ネイル」に施した写真作品、タトゥーの刺繍作品によるインスタレ

ーションとなります。

展示タイトルは「fleshing」。肉体を意味する「flesh」の動詞が、肉のカッテ

ィングから狩猟、戦闘まで、さまざまな状況で道具や腕を「能動的にためす」

意味をもつことに注目しました。

宮川の肉体や物質へのアプローチは、自傷のようなメンタルな受動的・否定

的な態度からはほど遠い、あくまで「能動的」破壊と創造のアクションであ

り、文字通り「真剣勝負」の、造形美の実験であるからです。

そのリアルな痛みを伴う「ためし描き」の充実した成果が,観る人々の深層

心理にいかなる効用(高揚)をもたらすのか? 作家は今後も引き続き、自

身の肉体と心理の変化を含めた定点的観察を続けていくはずです。

 

ぜひともご来場いただき、各種メディア、ブログ、Facebook、Twitterなどで、

広報周知にご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
アートプロデューサー・ライター

TRAUMARIS主宰

住吉智恵

 

 

 

会場:

 

TRAUMARIS|SPACE

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 1-18-4 NADiff a/p/a/r/t 3F

TEL:03-6408-5522

開館時間 16:00 – 24:00(日曜:14:00-22:00)

休館日:月曜日

 

 

http://www.traumaris.jp

e-mail:info@traumaris.jp(担当:住吉)
ご掲載等のお問合せはこちらまでお願いいたします。

宮川ひかる Hikaru Miyakawa

1976年名古屋生まれ。フランス・グルノーブル美術大学卒業(05年)、スイス・ジュネーブ美術大学修士課程修了(07年)。在学中から、モード・テキスタイル博物館(パリ)、ジュードポーム美術館(パリ)、 コレクション・ランベール(アヴィニョン)などの美術館でのグループ展に多数参加し、 07年、ジュネーブ市から若手アーティストを奨励するLissignol-Chevalier賞を受賞。08年から、東京、愛知、オランダでアーティスト キュレーターとして自身の作品を入れた展覧会の企画を行う。近年は、人間の深層心理の元型について、絵画、刺繍、インスタレーション、アクションなど多岐にわたる手法を用いて探求している。主な展覧会に、2013年「Platonic Obsession」 (XYZ collective/東京)、2010年「シュート」(あいちトリエ ンナーレ)、2009年「WONDER BANG!」トーキョーワンダーサイトEmerging Artist Support Program 2008 展覧会企画公募 (TWS本郷/東京)、2006年「Trip of Hikaru」 (高橋コレクション/東京)など。

http://www.hikarumiyakawa.berta.me

 

 

Hikaru MIYAKAWA

 

born 1976, Japan

 

FORMATION

2005-2007 Postgraduate studies at Beaux-Arts, Geneva, Switzerland

2000-2005 Ecole supérieure d’art de Grenoble, France

1995-1996 Tama Art University, Tokyo

 

Solo exhibition

2011 sexe émeraude, Galerie Oel-Früh, Hamburg

2009 life is… huh! Galerie Oel-Früh, Hamburg

2006 Trip of Hikaru, Takahashi collection, Tokyo

 

Selected group exhibitions

2014 Monogram ART, KUNST ARZT, Kyoto & Mitsui Art, Tokyo

3331 Art Fair ‒Various Collectors’ Prizes‒, 3331 Arts Chiyoda, Tokyo

2013 Platonic Obcession, XYZ Collective, Tokyo

La mort et le futur, vanilla gallery, Tokyo

2012 Menage à trois, tcb, Melbourne

More beautiful than when you come, swich point, Kokubunji

2011 A New Hook, Museum Bellerive, Zurich

Voyage to the beautiful self, Copenhagen

2010 chûte (artist curator), Aichi Triennale, Nagoya

Asian Invation (artist curator), Nest, Den Hague

2009 neoneo girls, Takahashi Collection, Tokyo

Wonder Bang! (artist curator), Tokyo Wonder Site, Tokyo

2008 Power of Flower, Manggha, Museum of Japanese Art and Technology, Cracow

2007 J’embrasse pas, Collection Lambert, Museum of contemporary art, Avignon

J.com Japon, National Theatre, Marseille

Art protects: artists against AIDS, Gallery Yvon Lambert, Paris

Chantier natal, Obstetrics and gynecology hospital in Geneva

Genève, artistes et créateurs d’aujourd’hui, Center of contemporary art, Geneva

Itinéraires, traverses, cartes postales, Villa Dutoit, Geneva

A mille lieues, artenils, Geneva

2006 Suite, BF15, Lyon

Fais pas ci, fais pas ça, Palais de l’Athenée, Geneva

MiGre, Care/of, Milano

En pararel MiGre, Centre culturel français, Milano

2005 Fresh Europe, Kogart, Budapest

Burlesque contemporain, Musée de Jeu de paume, Paris.

Pavillon clandestin, Alliance française, Venise

Cutting Edge, Seoul Auction House, Seoul

Smoking Collectif, l’Ecole supérieure d’art de Grenoble

2004 In Vitro, galerie Abstract, Lausanne

Le cas du sac au Musée de la mode et du textile, Paris

Pvillon Clandestin, Alliance Française, Venise

Cutting Edge, Seoul Auction House, Seoul

Eijanaika! Yes Future!, La Collection Lambert, Musée d’Art Contemporain, Avignon

Akimahen! à la maison folie, Lille

Downtown à Espace Croisé, Centre d’Art Contemporain, Roubaix

45e parallèle au Magasin, Centre National d’Art Contemporain, Grenoble

 

Prize, Residence

2010 Curatorial Competition of Aichi Triennale, Nagoya

Residence DCR, Den Hague

2008 Emarging Artist Support Program for “Young Exhibition Planners”, Tokyo Wonder Site

2007 Prize of Lissignol-Chevalier, Geneva

2006 Fund award for fine art, Grenoble city

Residence Moly Sabata, Albert Gleizes fondation

 

PUBLICATION

2010 monopol magazine

2008 KT Press volume 21

So-en Fashion Magazine

2007 Revue INOX 3

le journal d’attitude n°29

2006 B-T Bijyutsu Techo

2005 De l’idiotie aux Burlesques contemporains, Hors-série Beaux Arts magazine

 

 

 

Profile

saeborg

サエボーグ(saeborg)はラテックス製の着ぐるみ(スーツ)を自作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティストです。これまでの全作品は、東京のフェティッシュパーティー「Department-H」で初演された後、国内外の国際展や美術館で発表されている。2014年に岡本太郎現代芸術賞にて岡本敏子賞を受賞。主な展覧会に『六本⽊アートナイト2016』(A/Dgallery、東京、2016)、『TAG: Proposals on Queer Play and the Ways Forward』(ICA/ペンシルバニア大学、アメリカ、2018) 、『第6回アテネ・ビエンナーレ』(Banakeios Library、ギリシャ、2018)、『DARK MOFO』(Avalon Theatre/MONA 、オーストラリア、2019)、 『あいちトリエンナーレ』(愛知芸術劇場、名古屋、2019)、 『Slaughterhouse17』(Match Gallery/MGML、 スロベニア、2019 )など。

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