友人の宮川ひかる嬢がトラウマリスで展示を開催中です!そして今週土曜日、トークゲストに呼ばれましたので皆様是非、いらしてくださると嬉しいです↓
急きょトークイベントが決まりました!
今度の展示はひかるちゃんの作品の中でも特に好きなシリーズなので楽しみです!ちなみに以下の写真画像は彼女自身の背中にカッティングしたものだったりします。
以下の情報はトラウマリスさんのHPから情報をそのままコピペさせていただいています。
トラウマリスHPtraumaris.jp/space/2014/05/fleshing.html …
宮川ひかる嬢のtwitter twitter.com/cendreetash
宮川ひかる展
「Fleshing」
flesh【動詞】【他動詞】
1〈刀などを〉肉に突き刺す。〈刀などの〉切れ味をためす。
2〈文筆・才などを〉実地にためす。
3〈猟犬・タカなどに〉獲物の肉を味わわせて刺激する。
4〈兵隊などに〉流血の味を知らせる。
TRAUMARIS|SPACEでは、今年3月に開催された「3331ART FAIR」にて
「住吉智恵(TRAUMARIS主宰/アートプロデューサー)賞」に選出された
アーティスト、宮川ひかる(1976年生まれ)の個展を行います。
宮川ひかるは、2005年にフランス・グルノーブル美術大学を卒業、2007年に
スイス・ジュネーブ美術大学修士課程修了。在学中から、モードテキスタイル
博物館(パリ)、ジュードポーム美術館(パリ)、 コレクション・ランベール
(アヴィニョン)など美術館のグループ展に多数参加、2006年に国内初個展
「Trip of Hikaru」(高橋コレクション)開催、2007年にジュネーブ市から若
手アーティストを奨励するLissignol-Chevalier賞を受賞。アーティスト/キュ
レーターとして作品制作と展覧会企画を行っています。
国内外で最初に注目を浴びた、2006年の「ポスター・プロジェクト」では、
物質的マテリアルを使用しない商品を扱う架空のラグジュアリーブランドの
広告を制作。ジュエリーや靴のデザインを、作家自身の身体にみずからカッ
ティングによって施した生々しい模様を撮影し、マテリアル不在の製品をま
とったポスターを街中に貼って見せました。
このほか、ルイ・ヴィトン150周年記念の年には、モノグラムのバッグを日
本の折り紙で精密に複製し、正規の値段をつけてLVパリ本店の前で路上販売
しているところを警察に連行される体当たりのパフォーマンスを敢行。その
「革製の偽物より精巧な」クオリティの高さが注目され、『Le cas du sac』
と題した、モードテキスタイル博物館でのエルメス主催の鞄の展覧会で発表
されました。
近年はより一層、身体改造、物質性の破壊と創造、深層心理のプロトタイプ
にフォーカスし、絵画、刺繍、インスタレーション、アクションなど多岐に
わたる手法を用いて、それらの分野を探求しています。
「3331ART FAIR」では、太陽と鳥を描いたタトゥーのデザインを元に、
http://www.apocaript.com/gallery/226.html
同じ彫り師にアレンジを依頼したデザインを、別のカッティング師に刻んで
もらった彼女自身の背中のイメージをメインに、友人のタトゥーを刺繍で再
現した作品、白髪を幾何学模様に編み込んだ立体などが展示されました。
本展で発表する新作は、スペイン・アルタミラの洞窟画の野牛を背中にカッ
ティングした雄大なイメージの布プリント、古代の壁画に遺された狩りの様
子を「痛ネイル」に施した写真作品、タトゥーの刺繍作品によるインスタレ
ーションとなります。
展示タイトルは「fleshing」。肉体を意味する「flesh」の動詞が、肉のカッテ
ィングから狩猟、戦闘まで、さまざまな状況で道具や腕を「能動的にためす」
意味をもつことに注目しました。
宮川の肉体や物質へのアプローチは、自傷のようなメンタルな受動的・否定
的な態度からはほど遠い、あくまで「能動的」破壊と創造のアクションであ
り、文字通り「真剣勝負」の、造形美の実験であるからです。
そのリアルな痛みを伴う「ためし描き」の充実した成果が,観る人々の深層
心理にいかなる効用(高揚)をもたらすのか? 作家は今後も引き続き、自
身の肉体と心理の変化を含めた定点的観察を続けていくはずです。
ぜひともご来場いただき、各種メディア、ブログ、Facebook、Twitterなどで、
広報周知にご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
アートプロデューサー・ライター
TRAUMARIS主宰
住吉智恵
会場:
TRAUMARIS|SPACE
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 1-18-4 NADiff a/p/a/r/t 3F
TEL:03-6408-5522
開館時間 16:00 – 24:00(日曜:14:00-22:00)
休館日:月曜日
http://www.traumaris.jp
宮川ひかる Hikaru Miyakawa
1976年名古屋生まれ。フランス・グルノーブル美術大学卒業(05年)、スイス・ジュネーブ美術大学修士課程修了(07年)。在学中から、モード・テキスタイル博物館(パリ)、ジュードポーム美術館(パリ)、 コレクション・ランベール(アヴィニョン)などの美術館でのグループ展に多数参加し、 07年、ジュネーブ市から若手アーティストを奨励するLissignol-Chevalier賞を受賞。08年から、東京、愛知、オランダでアーティスト キュレーターとして自身の作品を入れた展覧会の企画を行う。近年は、人間の深層心理の元型について、絵画、刺繍、インスタレーション、アクションなど多岐にわたる手法を用いて探求している。主な展覧会に、2013年「Platonic Obsession」 (XYZ collective/東京)、2010年「シュート」(あいちトリエ ンナーレ)、2009年「WONDER BANG!」トーキョーワンダーサイトEmerging Artist Support Program 2008 展覧会企画公募 (TWS本郷/東京)、2006年「Trip of Hikaru」 (高橋コレクション/東京)など。
http://www.hikarumiyakawa.berta.me
Hikaru MIYAKAWA
born 1976, Japan
FORMATION
2005-2007 Postgraduate studies at Beaux-Arts, Geneva, Switzerland
2000-2005 Ecole supérieure d’art de Grenoble, France
1995-1996 Tama Art University, Tokyo
Solo exhibition
2011 sexe émeraude, Galerie Oel-Früh, Hamburg
2009 life is… huh! Galerie Oel-Früh, Hamburg
2006 Trip of Hikaru, Takahashi collection, Tokyo
Selected group exhibitions
2014 Monogram ART, KUNST ARZT, Kyoto & Mitsui Art, Tokyo
3331 Art Fair ‒Various Collectors’ Prizes‒, 3331 Arts Chiyoda, Tokyo
2013 Platonic Obcession, XYZ Collective, Tokyo
La mort et le futur, vanilla gallery, Tokyo
2012 Menage à trois, tcb, Melbourne
More beautiful than when you come, swich point, Kokubunji
2011 A New Hook, Museum Bellerive, Zurich
Voyage to the beautiful self, Copenhagen
2010 chûte (artist curator), Aichi Triennale, Nagoya
Asian Invation (artist curator), Nest, Den Hague
2009 neoneo girls, Takahashi Collection, Tokyo
Wonder Bang! (artist curator), Tokyo Wonder Site, Tokyo
2008 Power of Flower, Manggha, Museum of Japanese Art and Technology, Cracow
2007 J’embrasse pas, Collection Lambert, Museum of contemporary art, Avignon
J.com Japon, National Theatre, Marseille
Art protects: artists against AIDS, Gallery Yvon Lambert, Paris
Chantier natal, Obstetrics and gynecology hospital in Geneva
Genève, artistes et créateurs d’aujourd’hui, Center of contemporary art, Geneva
Itinéraires, traverses, cartes postales, Villa Dutoit, Geneva
A mille lieues, artenils, Geneva
2006 Suite, BF15, Lyon
Fais pas ci, fais pas ça, Palais de l’Athenée, Geneva
MiGre, Care/of, Milano
En pararel MiGre, Centre culturel français, Milano
2005 Fresh Europe, Kogart, Budapest
Burlesque contemporain, Musée de Jeu de paume, Paris.
Pavillon clandestin, Alliance française, Venise
Cutting Edge, Seoul Auction House, Seoul
Smoking Collectif, l’Ecole supérieure d’art de Grenoble
2004 In Vitro, galerie Abstract, Lausanne
Le cas du sac au Musée de la mode et du textile, Paris
Pvillon Clandestin, Alliance Française, Venise
Cutting Edge, Seoul Auction House, Seoul
Eijanaika! Yes Future!, La Collection Lambert, Musée d’Art Contemporain, Avignon
Akimahen! à la maison folie, Lille
Downtown à Espace Croisé, Centre d’Art Contemporain, Roubaix
45e parallèle au Magasin, Centre National d’Art Contemporain, Grenoble
Prize, Residence
2010 Curatorial Competition of Aichi Triennale, Nagoya
Residence DCR, Den Hague
2008 Emarging Artist Support Program for “Young Exhibition Planners”, Tokyo Wonder Site
2007 Prize of Lissignol-Chevalier, Geneva
2006 Fund award for fine art, Grenoble city
Residence Moly Sabata, Albert Gleizes fondation
PUBLICATION
2010 monopol magazine
2008 KT Press volume 21
So-en Fashion Magazine
2007 Revue INOX 3
le journal d’attitude n°29
2006 B-T Bijyutsu Techo
2005 De l’idiotie aux Burlesques contemporains, Hors-série Beaux Arts magazine