SF映画 EX_MACHINA (エクス・マキナ)予告編 | Saeborg
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SF映画 EX_MACHINA (エクス・マキナ)予告編

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美しい人工知能が登場するSF映画「エクス・マキナ」の試写を観に行ってきました。

日本では6月11日よりロードショー公開しますが、他国では昨年よりすでに公開され、低予算ながら面白い設定ということでカルト的人気になっているそうです。

私が知ったのも映画マニアさんのツイートででした。そのマニアさんは早く観たくてたまらないと思い向こうのDVD購入して?字幕なしの状態で観たんでしょうね。全然違う内容でした笑。

でもその方がツイートしてた内容が面白くて、それはAIたちが物凄い知能をもってるからこそ、世を儚んで次々に自殺していくというものでした。

最高の知性をもったAIたちが何をするか、が、知性が高いからこそ自殺するという設定。何それ面白い!と思い試写に行こうと思ったのです。結果、そういう話ではなかったのですが、そんな映画もあったら観てみたいです。。

 

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「エクス・マキナ」はジャッジ・ドレッドの脚本も手掛けたアレックス・ガーランドのデビュー作です。

あらすじ→ 検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。 しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも不可思議な実験だった…。

 

 

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Gogle的な会社の社長の野望、それは世界中の人間の検索結果(情報)を駆使して最高のAIを作ること、そこが現代っぽいです。基本は「ブレード・ランナー」の別アプローチという感じ。

この映画を観るにあたって知っておいた方が面白いのが、数年前、チューリングテストで人工知能のテストに合格したAIがいるという事件が一つ。二つ目が、チンパンジーの人体実験(チン体実験?)が非人道的だと中止になったお話。

チンパンジーは5歳児並みの人間の知能があるとされており、人体実験は非人道的であるということ。でも、チューリングテストで合格したAIは明らかに5歳児以上の知能なんですよね。

チンパンジーの人権を認めるということはその人工知能の人権を認めなければならないということになってくるんですよね。

こういった最近の話を映画に反映させているのが面白いです。

6月11日より公開なので是非、足をお運び下さいませ~

 

E

x Machina: デウス・エクス・マキナ。収集がつかないほどもつれた劇の最後に、唐突に上からクレーンで吊った役者(機械仕掛けの神=デウス・エクス・マキナ)が降臨し、あっと驚く結末にまとめてシャンシャンと幕になる演劇技法のこと。エウリピデスが好み、アリストテレスが命名した。

Profile

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サエボーグ(saeborg)はラテックス製の着ぐるみ(スーツ)を自作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティストです。これまでの全作品は、東京のフェティッシュパーティー「Department-H」で初演された後、国内外の国際展や美術館で発表されている。2014年に岡本太郎現代芸術賞にて岡本敏子賞を受賞。主な展覧会に『六本⽊アートナイト2016』(A/Dgallery、東京、2016)、『TAG: Proposals on Queer Play and the Ways Forward』(ICA/ペンシルバニア大学、アメリカ、2018) 、『第6回アテネ・ビエンナーレ』(Banakeios Library、ギリシャ、2018)、『DARK MOFO』(Avalon Theatre/MONA 、オーストラリア、2019)、 『あいちトリエンナーレ』(愛知芸術劇場、名古屋、2019)、 『Slaughterhouse17』(Match Gallery/MGML、 スロベニア、2019 )など。

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