人造乙女美術館 オリエント工業×日本美術@Vanilla画廊 | Saeborg
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人造乙女美術館 オリエント工業×日本美術@Vanilla画廊

日本美術応援団の山下祐二さんとオリエント工業のコラボということで、観に行ってまいりました!

ヴァニラではもう何度かオリエント工業協力のもと人造乙女美術館を開催しているのですが、日本画をラブドールで完全再現ということで、いつもとまた違う人造乙女たちの顔をみることができました。

 

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入場料1,000円(展覧会特別パンフレット付) 18才未満はご入場いただけません。
営業時間:全日12:00~19:00(会期中無休/入場は閉館の30分前まで)

オリエント工業制作/監修:山下裕二
(協力:池永康晟、下尾明、ギャラリーアートもりもと)

人形でありながら生活に密接し、社会性を持ち、何より愛を受けるために創られた「ラブドール」という存在。
オリエント工業製のラブドールは、女性の似姿の中で最も愛を受ける形を極限まで追求した職人技術と、
「人と関わり合いを持つ人形」を制作するという志の結晶ともいえるでしょう。

ヴァニラ画廊では過去4度にわたり、オリエント工業の協力の元、不気味の谷を一足飛びで跳躍するラブドールの魅力の系譜を辿り、人形の新たな側面を異なる角度から見つめてきました。

今回は特別に、美術評論家の山下裕二氏監修のもと、日本画家・池永康晟の美人画をラブドールで完全再現し、
ドールの持つ美しさと美術表現の新たな魅力と可能性に迫ります。

また、他にも絵画の中から再現した美女たち、近未来を予感させる最新ドールインスタレーションなどを展示予定です。
人には宿ることのない不思議な魅力を持った、最も美しいドールたちの魅力を是非ご覧ください。

 

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美術史家の山下裕二氏監修のもと、日本画家・池永康晟の美人画をラブドールで完全再現。

下画像の美人が上画像の美人に!池永さんちの美人さんがドールに、というだけであがりますね。

 

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他には傾国の美女の玉藻前たまものまえ)や橋口五葉「髪梳ける女」、平安の美人から大正の美人、現代の美女、と色んな時代の美人像をフューチャーしているところが山下さんらしいです。

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特に、玉藻前たまものまえ)や橋口五葉「髪梳ける女」のドールは普段のオリエントさんのイメージとは全然違う、レアなものです。この2つはプレスでも完全に撮影禁止だったので画像がなく、どこにもあがっていないので足をはこばなければなりません。必見です。

この展示のためだけに作られてるものだし、普段と全然違う表情なので、作るの大変だっただろうな~、と思うばかりです。(普段と違うからこそ職人さんたちも楽しかったかもしれませんが)

試しにおさわりできる子などもいますが、優しく触ってね!

 

【人造乙女美術館】展示はいよいよ今週22日(日)までとなります。今回の展示作品は今回限りのお目見えです。お見逃しなく!

 

■人造乙女美術館が見せてくれるもの ~ラブドールを支える技術と妄想

 

 

 

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そしてオーナーに新しいお店をだしたので観て行って~と案内されたのが銀座の秘密の地下図書館「十誡」!

好事家の書斎、がコンセプトらしいですが、本当にその通りで、多分オーナーが自分ちのコレクション本をそのまま持ってきたんだと思いますww

まぁ、あれは自慢したくなる気持ちわかります。

 

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秘密の小部屋なるものもあり、そこにはヘルムートニュートンの巨大な写真集が!タッシェンから出てた限定本です。

本好きにはたまらないお店だと思うので、ヴァニラ画廊の帰りにでも是非ハシゴしてみてくださいませ~

 

数多の芸術家が愛した街に、秘密の地下図書館がある… ♦︎ライブラリースタイルの新感覚Cafe&Bar十誡(ZIKKAI)

東京都中央区銀座5-1-8 銀座MSビル地下二階 • zikkai.com

 

 

Profile

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サエボーグ(saeborg)はラテックス製の着ぐるみ(スーツ)を自作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティストです。これまでの全作品は、東京のフェティッシュパーティー「Department-H」で初演された後、国内外の国際展や美術館で発表されている。2014年に岡本太郎現代芸術賞にて岡本敏子賞を受賞。主な展覧会に『六本⽊アートナイト2016』(A/Dgallery、東京、2016)、『TAG: Proposals on Queer Play and the Ways Forward』(ICA/ペンシルバニア大学、アメリカ、2018) 、『第6回アテネ・ビエンナーレ』(Banakeios Library、ギリシャ、2018)、『DARK MOFO』(Avalon Theatre/MONA 、オーストラリア、2019)、 『あいちトリエンナーレ』(愛知芸術劇場、名古屋、2019)、 『Slaughterhouse17』(Match Gallery/MGML、 スロベニア、2019 )など。

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