サエボーグ新作「HISSS」トークショー開催@岡本太郎記念館 | Saeborg
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サエボーグ新作「HISSS」トークショー開催@岡本太郎記念館

画像:岡本太郎記念館提供

撮影:日比野武男

 

イベントのお知らせ
■トークショー(※予約制)

出演:サエボーグ

日にち:2015年6月 12日(金)
時間:19:00スタート(18:30開場 20:30閉館)
40分のトークショーの後、館内をご覧いただけます。
参加費:入館料のみ(大人620円 小学生310円)
会場:岡本太郎記念館《お申し込み方法》
2015年5月31日(日)0時~お申し込み受付を開始いたします!
ご参加ご希望の方はyoyaku@taro-okamoto.or.jpまで
・お名前
・お電話番号
をお書き添えの上、ご送信下さい。
定員に達し次第、申込を締切とさせて頂きます。《お 問 合 せ》
岡本太郎記念館
東京都港区南青山6-1-19
TEL:03-3406-0801/FAX:03-3409-5404

 

 

 

 

 

サエボーグの名前は本来の名前とかけてサイボーグ的な身体と重ねて合わせています。
ゴムという人工的な皮膚を身につけ、自分の性別や年齢、様々な枠組みを超越した、人ではない何かになることに憧れているのです。
ゴム製のスーツは汗だくになり、つらく息苦しいですが、パンパンに膨らんだゴムが隙間なく本来の身体を圧迫し、自分の体そのものになる感覚を得ることが出来ます。自分ではないもの、自己を超越したものに憑依することができるのです。
前作は家畜をテーマにし、今回は火をモチーフにしました。
今回のスーツは蛇からうまれた「火ぐるみ」です。
「世界のはじまりの蛇」からうまれてきた生物を超えた生命体です。
岡本太郎が常に描き続けたのはいのちというビックバンです。
かつて蛇には手と足がありました。
蛇は土をくらい、地べたを這いずりまわるようになり、一方で龍は強大な力をもちます。誰が蛇の手足を奪ったのでしょうか。
その問いかけを今回は作品にしました。
神に近づき畏怖する人間、それは現代のプロメテウスなのかもしれません。

 

The name “Saeborg” is a combination of the original name put together with cyborg-like bodies.
By applying artificial skin known as “gum elastic” to my body, I aspire to become something non-human; transcending my gender, age, and other various frameworks.
The gum elastic suit causes me to be drenched in sweat and makes it difficult to breathe, but by compressing my true self with the expanded gum elastic and leaving no space in between, I am able to attain a true sense of my body. I am ascend into something other than myself, into a transcended version of myself.
The theme of the previous piece was farm animals. This time I have chosen to go with a fire motif. The suit is a “fire-wrap” born from the snake, and I am a life form that has surpassed the living beings born from the “the world-origin snake”.
Taro Okamoto was able to continuously draw because of the big bang known as “life”.
At one time the snake had arms and legs.
The snake stomped upon the ground and crawled around on the bare earth, all the while the dragon weld tremendous power. So who stole the arms and legs of the snake?
This work is based on that question.
The person who gets close to and fears the gods might just be the current day Prometheus.

 

 

 

 

 

 

■展示期間2015年5月27日(水)~6月14日(日)

 

開催中:岡本太郎の「生命体」 2015年2月18日(水)~6月14日(日)
※火曜休館(祝日の場合は開館)◇作家によるトークショー:2015年6月12日(金)19:00スタート
※お申し込み詳細はこちら

 

■動く「火ぐるみ」がご覧頂けます。
5月27日(水)12:00頃~と15:30頃~
5月30日(土)、31日(日)いずれも11:00頃~と16:00頃~
各回1時間程度を予定しております。
※日程は稀に変更になる場合がございます。ご了承下さい。

 

詳細→taro-okamoto.or.jp/exhibition_sae.html 

 

「サエボーグ嬢奮闘記その10 岡本太郎記念館」 http://togetter.com/li/805173 

Profile

saeborg

サエボーグ(saeborg)はラテックス製の着ぐるみ(スーツ)を自作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティストです。これまでの全作品は、東京のフェティッシュパーティー「Department-H」で初演された後、国内外の国際展や美術館で発表されている。2014年に岡本太郎現代芸術賞にて岡本敏子賞を受賞。主な展覧会に『六本⽊アートナイト2016』(A/Dgallery、東京、2016)、『TAG: Proposals on Queer Play and the Ways Forward』(ICA/ペンシルバニア大学、アメリカ、2018) 、『第6回アテネ・ビエンナーレ』(Banakeios Library、ギリシャ、2018)、『DARK MOFO』(Avalon Theatre/MONA 、オーストラリア、2019)、 『あいちトリエンナーレ』(愛知芸術劇場、名古屋、2019)、 『Slaughterhouse17』(Match Gallery/MGML、 スロベニア、2019 )など。

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