RIKACO×野沢和香が考える自分らしさ!
「女の本音、キレイの本当」vol.8
TVや雑誌で活躍する一方で、オーガニックをテーマにした『be my self』のプロデュースなど、活動が多岐にわたるRIKACO。彼女がホストとして毎回、“自分軸で輝く”それぞれの分野のスペシャリストをゲストに迎えるトーク連載。
第四弾のゲストは、モデルとして活躍する傍ら、ヨガのインストラクターとしても人気の高い野沢和香。2人が考える、“自分らしさ”とは?(後編)
ヨガに辿りつくまでの数々の失敗
RIKACO(以下R)「これから先、ずっと東京を拠点にしなくてもいいなと私は思っているんだけど、和香はどう?」
野沢和香(以下N)「私も東京にこだわっている訳ではないです。いつか海のそばに住みたいと思っている」
R「海は癒されるもんね。和香の仕事は場所に縛られずにどこでもできるけど、資格を取る時にそれも考えていたの? 例えばデュアルライフとか、いつか海外に行くとか」
N「それが全く考えていなかったんです(笑)。 “一生続けられる”“身体に良い”というキーワードだけ決めて、モデル以外の強みになることを探していて、そんな時に出会ったのがヨガだったんです。私の場合、無理して瞬発的に何かやっても結局続かないので(笑)」
R「今だけじゃなくて、先のことまで考えて何か極めたいと思うと、なかなかすぐに決められなかったりするよね」
N「そうなんです。実は、ヨガに辿り着くまでいろんなことにトライして失敗しました(笑)。乗馬やボルダリング、着付けにもトライして。着付けに関しては資格までとったのに、全然向いていなかった(笑)。所作が大事なのに大股で歩いて怒られちゃいました。その時は必死に探してたくさん失敗しました」
R「でも必死になって探していなければ、今の和香はいないってことだよね。そうやってトライせずに年を取っていくかそうでないかで人生の分かれ道になるかもしれない」
N「それはあるかもしれないです。はじめの一歩って、好きなことであれば踏み出せるけど、すぐには見つからないこともあるから失敗してもいいと思います」
R「すこし前にヨガブームが到来して、今の仕事と並行してインストラクターになるために頑張っていた人をたくさん見てきたけど、その中で脱落していく人も多かったよね。きっと習い事としてはよかったけど、人生の次のステップとして先生になるほどは向いていなかったのかもしれない。その中で和香はインストラクターとして認められて、仕事の声がかかって、みんなが羨ましいと思うような存在。でもその裏で努力している和香を知っているから、支持されて当たり前だと思う。ヨガを本当に好きで教えてくれているから、みんながついてくるんだと思う」
N「好きなことでも努力して続けることって、時には難しいけど、大切なんです」
R「だから、失敗してもいい。人生なんて何度やり直したって遅くない。それにしても、乗馬やボルダリングもやっていたなんて(笑)」
N「もっといろんなことにチャレンジしましたよ(笑)! カッコいいと思って三浦半島まで流鏑馬(やぶさめ)の修行をしようと門を叩きに行ったんです。家元の子どもが一番偉いので挨拶に伺って、それこそ親の死に目であっても、毎週土曜日は必ず朝馬の世話をしなさいって。とても厳しい世界だったんです。一日見学させて頂いて、すみませんって門を閉めて帰りました(笑)。もちろん、それが合う人もいるんですけど」
R「それは初めて聞いた(笑)。だからこうじゃなきゃいけないって決める必要ないよね。なんでもチャレンジしてみれば良くて。興味のあることを楽しんで学べば、また新しい自分に出会えるし」
N「失敗することで得るものも多いですよね。嫌いなことを経験することで、自分が好きなことを知ることができるので、それは自分が求めるものを得るための道なんだと思います」
R「好きなことを突き詰めるって気持ちがいいことだよね。私はアロマスクールに通っているんだけど、アロマにはただ香りが良いだけじゃなくて、病気を未然に防ぐ自然療法や、ストレスを緩和させる効果があって奥の深い世界なの。香りによって効き目が違って、その日の体調に合わせて香りを変えたりするんだけど。私と和香がそれぞれアロマとヨガを続けられている理由は、実際に試してみて体調が良くなったり、自分自身で確信が持てるからかもしれないね」
N「そうですね。確信が持てると、もっと知りたいと思って研究しようと思いますし」
R「そうやって好きなことに出会うためには、年齢に関係なく、まず行動すべきなんだと思う。仕事をしながら通えるスクールもあるし。好きなことがストレス解消になったり、自然と仕事になっていたり、未来の自分を育てることに繋がる。自分発信できることがあれば生活はさらに豊かになるよね。それこそ、私がアロマを、和香がヨガを、他の友達がオーガニック料理を教える、なんて素敵な時間を共有することもできる」