加藤綾子にインタビュー「お母さんを目指したいかな」 | Numero TOKYO - Part 2
Interview / Post

加藤綾子にインタビュー「お母さんを目指したいかな」

自分自身の今に影響を与えた人物や、ターニングポイントとなった出来事、モノ、場所との出合い。それをきっかけに変化し成長した自分を振り返る。加藤綾子のビフォー&アフター。

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──ターニングポイントとなった番組は何でしたか。 「入社2年目で担当した『ホンマでっか!?TV』です。何が起こるかわからない、台本どおりにはいかない番組だったので。司会が(明石家)さんまさん、私が進行役、ブラックマヨネーズさんやマツコ・デラックスさんがレギュラーという環境で、トークのリズムや、何が降りかかってくるのかわからない心構えを学びました。体で覚えるというか、とにかく鍛えられましたし、可能性を広げてくれました」 ──これはむちゃぶりだけど頑張った!ということは? 「いっぱいありますよ! モテ仕草とか、アナウンサーがそれ言わないよね?というところまで要求されて、どのくらいはみ出していいのか葛藤することもありました。ただ、この経験は本当に大きくて。他の番組に行っても、さんまさんやブラマヨさんと一緒にやっているんだから大丈夫という、お墨付きみたいなものをいただける。私自身が守られている感じがあります」 ──現在、クイズ番組『最上級のひらめき人間を目指せ!金の正解!銀の正解!』で同期の榎並大二郎アナとタッグを組んでMCを務めていますね。 「榎並アナとレギュラーで一緒になるのは初めてです。同期入社して9年目でこのような形でお仕事できるのは、新人のときとは違う成長した部分をお互いに感じられる気がします。阿吽の呼吸みたいなものがあって、とてもスムーズなんですよ」 ──MCは場の空気を読み、話を振り、ハプニングに対応するなど、瞬発的な判断力が求められる難しい役割だと思いますが。 「慣れるまでは難しかったですね。私はアシスタント的な立ち位置が多いので、隣でメインMCのトークの広げ方、回し方を見ていて、本当にすごいなと思いますし、勉強させていただいています」 ──MCとして素晴らしいと思われる人は誰ですか。 「お笑いだと、やはりさんまさん。情報番組だと宮根(誠司)さん。流れの作り方やコメンテーターへの振り方、そこで聞いた話を受けて自分の言葉で伝える手腕。たぶん、ご自分の頭の中で構成ができているんでしょうね」 ──目指す方向性は? キャスターとして冠番組とか? 「昔からそうですが、これをしたい!というのが全くなくて。でも、もしやることになったら、最大限に努力したい、頑張りたいという感覚でしょうか」 ──将来的には女優とかも可能性ありますか。すでに声がかかっていそうですが。 「もし挑戦する機会があって、自分がやりたいと思ったらやるかもしれません。この先は、お仕事というより、家庭とかお母さんを目指したいかな。小さい頃から、自分の中ではお仕事より家のことのほうに重きがある気がします」 ──どんな家庭を持ちたいという理想はありますか。 「うーん。普通でいいんです。家族がいて、みんなで一緒にご飯を食べて。当たり前にそういう時間を過ごせるような家がいいですね」 ──もともと家庭的な性格なんですね。今の時代は仕事を中心に生きる選択肢もありそうですが。 「確かにキャリアをメインに生きていく人生も素敵ですが、自分の中では生活の土台に家族がいることが、いちばん幸せを感じられる形なんです。自分の育った環境の影響でしょうか。まず幸せな家庭があって、その上での仕事を大切にしたいです」 ドレス¥308,000/Fendi(フェンディ ジャパン) ピアス¥68,000/Hirotaka(ショールーム セッション) シューズ¥122,000/Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン ジャパン)

Photo:Masato Moriyama
Styling:Akemi Sugiyama
Hair & Makeup:Seiko Yamauchi
Interview & Text:Maki Miura
Edit:Saori Asaka

Profile

加藤綾子(かとう・あやこ) 1985年生まれ。埼玉県出身。2008年フジテレビ入社。12年から4年間『めざましテレビ』に出演し、朝の顔として活躍。16年よりフリーランスに。現在のレギュラー番組に『ホンマでっか! ?TV 』『スポーツLI FE HERO’S 』『最上級のひらめき人間を目指せ!金の正解!銀の正解!』(フジテレビ系 毎週土曜19:00〜)がある。

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