ニールズヤードのPR鷹見さんと、ブラウンライスカフェでお茶をしていたときに、
「イギリスの魔女学校ってご存知ですか?」と。魔女学校???「ハリーポッターみたいなですか?(笑)」。
お話を伺ってみると大昔(さかのぼること、紀元前のお話です)、ヒポクラテスの時代から占星術が医療に取り入れられ、
ハーブやアロマは占星術ととても深い関わりがあったそうです。
女性の月経期や肌のターンオーバーのサイクルが、28日という月のリズムと同じであり、
満月のときには赤ちゃんの出生率が高いなど、自然のサイクルと人間の体が密接に連動していることは、
なんとなく私たちも自分の体を通して知っていること。
実は古代から16世紀までは、医師や薬剤師は天体の運行を参考に、病気の診断や治療法を考えハーブを処方していました。
ヒポクラテス(紀元前460-370年頃)は「患者のホロスコープを解明できないものに、医者の資格はない」とまで。
医師であるヒポクラテスは、患者さんたちのホロスコープチャートを作成し、そこから体質を読み取り、その人に足りない性質を植物を使って補っていました。
「植物と天体はつながっている」。つまりは、宇宙と物質世界は呼応し、響き合って繋がっているという発想をし、
それまで病気は迷信や呪いによる神々の仕業と考えられていましたが、病気は自然に発生するものなのだと最初に考えた医者だと言われているそうです。
彼の医学には森羅万象を司る「風、火、土、水」という4大元素も使われ、ホロスコープによって割り出したチャートから、
「この人は水が多い」「火が足りない」など病気の原因や治療をそこから見いだし、呼応する植物を治療に使用しました。
ちなみに星座によってわけられる「風、火、土、水」の4元素の考え方を、ラデュレの2015年SUMMER COLLECTIONでは
メイクアップに応用しています。4元素をヒントに4つのチークを発売。
自分の星座に合うチークを纏うと、足りない要素を補ってくれ、よりいっそう自然に美しくなれるという開運コスメ。
昨日から発売なので、ぜひチェックください☆
発売中のNUMERO TOKYOでは「占星術でキレイになれる。12星座アロマテラピー」を12ページにわたって大特集。
占いが発展し、精油と結びついたホリスティックなハーバルアストロロジーの歴史から、
12星座の3区分(活動宮、不動宮、柔軟宮)と4元素(火、地、風、水)の関係などを、
とても詳しく説明しております。
ちょっとお話が難しいので簡単に説明をすると…。
私の星座・魚座は、3区分では「柔軟宮」、そして4元素では「水」に属します。
魚座が注意すべき体の部位は脚(これは面白いことに、星座が始まる牡羊座が頭頂部になり、徐々に下へと下がって行き最後の魚座は脚となるそうです)。
水の星座であることから、特に脚がむくみやすいそう(たしかに!)。
柔軟宮の性質である”流動性”を取り入れた、心を明るくする香りや水を多く含む植物のエッセンシャルオイルが魚座の精油。
例えば、香りが流動的で鎮静力に優れみずみずしい香りを放つレモンやライム、プチグレンなどで体をケアすると効果的。
と、説明はざっくりなのですが、ヌメロを読んでいただけると12星座の特徴やその背景にある精油との関係が紐解けます。
☟美容ページというより、教科書のように文字が詰まっています(笑)。
総論から始まり、押さえなければいけないポイント→12星座別の星座の性質、そしてそのケア方法と丁寧に説明しました。
☟取材のために、ニールズヤード レメディースの名古屋校にて、
荒木麗子先生の授業「はじめてのアストロロジー」を受けさせていただきました。
星座と4元素の関係を説明してくださり、その後、自分だけにあった12星座別オリジナルのオイルを作成。
わたし自身、薬の副作用を経験してから(驚くことに飲むのをやめて2年経つのですが、まだその副作用は残っています)、
できるだけ自然に体をケアする方法を探る生活を送っています。
自分の生まれた日の天体の動きや星座によって、自分自身の体まで影響があるとは知らなかったので、
これからのケアにとても有効に役立つ知識となりました。
ゴールデンウィークのお休み中に、みなさんもぜひ読んで究極なホリスティックなケアを実践してみてください。