「idea box」といえば、創刊当初から続く、看板連載のひとつで、
さまざまなクリエイター、ブランド、職人、アーティストに、共通する白い箱を 渡して、
自由に作品をつくってもらっています。中には、箱の中に身の回りのものを詰め込む人もいれば、
裏返しに使う人、箱に絵を書きまくる人、箱から外にモノガ飛び出てる人…など作品のタイプはいろいろです。
絶賛発売中の小誌11月号の「idea box」(p.98~)で今回作品を制作してくださったのは、俳優の浅野忠信さん。
マネージャーからの「作品というか…出来上がりました」との連絡を受け、
受け取りにいき、渡されたものは紙袋。 えっだいぶ小さくなってるんですけど…。
あのマネージャーの濁した発言はこういうことだったのですね。
そして、袋の中に入った「作品」をしっかり撮影いたしました。
作品は、是非小誌をご覧になってください。
そして、撮影後に、疑問を持った私に、 証拠写真が数枚送られてきました。
それが、こちら。
作品とは、つまり灰だったわけですが、
まぎれもなく、idea boxの元となっている白い箱から生まれた灰でした。
本連載史上初の「箱がなくなる」という新しい解釈でした。
浅野さんにしてやられました。さすがです。