トリエンナーレ2008. | Numero TOKYO editor
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トリエンナーレ2008.

さて、ここはどこでしょう?

 

デッキみたいな坂道をぐんぐん登っていくと。。。

見えました! 海です、港です。横浜です!そして見つけました、ニキル・チョプラさん。

 

2年に一度の横浜トリエンナーレ、閉会間近の週末に訪れました。トリエンナーレにも参加しているインド人アーティスト、ニキルさんの創作現場に遭遇。

こちらが大さん橋国際客船ターミナルから見える横浜。中学、高校の6年間を横浜で過ごした私にとって、思い出のある街の景色を、こんなにキレイに見下ろせるこの場所は、なんだかとても嬉しい♥

 

ニキルさんが見た横浜。サンドイッチを食べながら、黙々と絵を描く彼を囲む静謐な空気。道具箱の中には、大小、太細様々な真っ黒なチャコールが沢山詰まっています。手を真っ黒にして、布のキャンバスに横浜を描き、指でぼかし込む。うん、いつまで見ていても飽きない。。。港のニキル・アトリエです。

ニキルさんの創作現場のちょうど真下には、エルメスの「H BOX」が設置されています。建築家 ディディエ・フィウザ・フォスティノが設計した試写室では、9人の作家によるヴィデオ作品を上映。建物のコンセプトは「旅行用品のような映写スペース」。エルメスのバッグ同様、実用性と美しい機能性に溢れてます。

今回のトリエンナーレは、山下公園近辺からランドマークまで、港に面した5つの建物にて作品を展示。半日とにかく歩く~、歩~く、ひたすら横浜を歩きました。そして最後に辿り着いたのは。。。。

かわいいでしょ? お腹が膨らんだりしぼんだりして、ちゃんと息してますヨ、このコたち。大好きなスイス人のアーティストデュオ Peter Fischli & David Weissの作品。この2人の作品を見ると、『ライ麦畑でつかまえて』を思い出すのは私だけかな?  いつまでも「男の子」でいたいけど、現実に彼らは立派な「赤いちゃんちゃんこ」世代。こういう大人、イイですよね!

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