ファッションエディターのお気に入りデニム紹介します!#3 | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

ファッションエディターのお気に入りデニム紹介します!#3

タイムレスなアイテムだからこそ、どう着こなすか個性が光るデニム。一口にデニムと言えど、サイズやシルエット、カラーリングなどさまざま。それだけに自分のスタイルにぴったり、フィットするデニムに出合うのって実はひと苦労ですよね。アドバイスさせていただくならば…とにかくいろんなデニムをたくさん履いてみて、自分に似合うデニムを見つけること!!

どんなタイプであれど、私がデニムを選ぶときの大きなポイントは、スタイルが美しく見えるかどうか!ここがクリアしなければ、どんなに好みのデザインでも諦めます。ファッションエディター、漆原望がオススメしたいデニムを紹介させていただきます。

マリリン・モンローのインディゴストレートデニムに白トップを合わせたスタイルが好きです。実は毎日のスタイリングを考える時に、テーマを決めてコーディネートしています。テーマがあるとその世界観に入り込めて、スタイリングを考えるのがより楽しくなるし単純にアガリます! 往年女優のオマージュの時もあり、マリリンのデニムスタイルの時に活躍してくれるデニムの一つが、このトゥ エ モン トレ ゾア(Tu es mon Tresor)のストレートデニム。日本発のデニムブランドとして、いま世界中のファッショニスタも愛用していますが、ヴィンテージデニムの美学を反映しながら、モダンなシルエットに仕立てられているのが特徴。

今回ご紹介したいのは、ヘムをロールアップしてレトロなムードで楽しめる「Carnelian」というシリーズ。ウエストを調整できるようにバックにアジャスターがあるので、ここを調整することでヒップも綺麗なシルエットに見せてくれるのが嬉しい。Carnelianをオススメする一番のポイントです! ヒップのシルエットが美しいデニムに出合うのって本当に大変なので。

シリーズ名にはCarnelianのほかにも、EmeraldやAmethystなどカラーストーンの名前がつけられていますが、ボタンホールの糸の色がそれぞれのストーンの色になっているのです! そしてそれぞれ1, 3, 7yearと実際それくらい履いたらをイメージしたカラートーンで展開されていますが、ボタンホールの糸は1, 3, 7yearによって濃淡がつけられています。そんなちょっとした遊び心が散りばめられているところも好きですね〜。

クラシカルかつシーズンレスなデザインなのも、いまの時代にぴったり。

柔らかくて、とにかく着心地がよいのですが、生地にはコットンのほかにハイブリッド生地が使用されているそう。このハイブリッド生地が伸びと縮みの両方に働きかけて、体型や屈伸する時の膝まわりやヒップまわりに合わせて伸びるだけでなく、それを元のかたちに縮み戻してくれるので美しいシルエットを保てるのだそう。こんなデニムを待ってた…! と言わんばかりの一品なのです。

Tu es mon Tresor
エドストローム オフィス
TEL/03-6427-5901
https://ja.tu-es-mon-tresor.com

 


 

Profile

漆原望Nozomi Urushibara ファッション・エディター。大学卒業後『Numéro TOKYO』に参加し田中杏子に師事。ファッションストーリーやシューズ&バッグなどを担当し、撮影プロップ制作も行う。ミニバッグとプラットフォームシューズへの偏愛が強め。誌面でのスタイリングのほか、広告やタレントの衣装なども手がける。ほんのちょっとの可愛らしさが残るイイ女スタイルが好み。2019年にはサーフィン、2020年はテニス、2021年はバドミントンをスタートした完全アクティブ派!

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する