当社の新作がローンチしました。2017SpringのLouis Vuitton x Jake and Dinos Chapmanをテーマにしたデジタルコンテンツです。現在ルイ・ヴィトン六本木ヒルズ店で一般公開しています。
《Louis Vuitton x Chapman Brothers Digital Installation》
期間:2017/01/19(sat.)-01/31(Tue.)
場所:ルイ・ヴィトン六本木ヒルズ店
営業時間:12:00-21:00
備考:一般公開・無料(来店頂いた方全員が体験可能)
以下のサンプル動画は、1/18に催されたレセプションで先行体験して頂いた槙野智章くんのインスタグラムから。めちゃめちゃ格好良かった。
https://www.instagram.com/makino.5_official/よりリグラム/引用
今回の作品では、コラボレーションパートナーである人気現代アーティスト”Jake and Dinos Chapman”の世界観を五感で体験&認知して頂くことを目的としています。商品に使用されている5匹の動物のアートワークを使って空間をデザインしました。
体験は二段階で構成されており、現実のブースでの体験を一次体験、CGでご用意した広大なバーチャル空間の疑似体験を二次体験として提供。とは言え、一次体験を行うブースでも4.3m x3.2mあり、店頭で行うプロモーションとしては当社の経験を省みても最大規模の企画となっています。
体験者には上記の様な10sec.の動画ファイルを差し上げています。リアルブースの一次体験からこの動画に使っているのは実は体験者のみ。人物の輪郭で切り取って使用しているので、背景は全てCGです。輝く”Louis Vuitton”のロゴも現実には存在しません。上記動画の槙野くんのパンツに注目して頂けば分かり易いですが、体験者に当たる照明効果を、CG空間の照明効果とリンクした状態で切り取るためだけにリアルブースが存在するという贅沢な企画です。
他方ヘッドセットとは全く違う触感のあるバーチャル体験をして頂くこともまた、ラグジュアリーブランドのデジタル施策としては楽しいのではと考えました。様々な意味で、ルイ・ヴィトンでしかできない企画に仕上がっていると思います。
技術的にもかなり高度な処理が必要になっており、裏側ではPower Macが数台フル稼働しています。加えてCGのブースの中央35%程度のエリアを抽出し、現実世界に寸分違わず再現するという施工技術、精度もまた日本人でないと実現できなかったかもしれません。
重要な主要店舗の売り場の一角を企画のために塞いで下さったクライアント、企画に賛同し創作物を自由に扱うことを許可してくれたアーティスト、複雑なプログラムを短期で完成させた制作メンバー、CGからリアルブースを寸分違わず重なる様に再現した施工メンバー、ありがとうございました。本当にお疲れさまでした。
かなりインパクトのある体験になると思います。まだ行かれていない方は是非。お待ちしております。
Photography NKYMN w/Leica M-P Typ240 Safari