ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)が、2026年9月26日(現地時間)2027年サマーコレクションを発表。日本からは宮沢りえと玉森裕太(Kis-My-Ft2)、韓国からソン・ヘギョ、ソンチャン(RIIZE)やジュリアン・ムーア、ジェイコブ・エロルディらが出席した。

ショー会場の客席を彩ったのは、アーティスト、イリヤ・ゴールドマン・グビン(Illya Goldman Gubin)によるスツール「Karton Hocker」。段ボール箱を自身の身体で抱え込むようにしてつぶし、その形を樹脂でコーティングしたスツールで、ひとつひとつに手を加えた跡が残る。各座席には、手作業で仕立てられたレザーの花も添えられた。
また、ドイツ人アーティスト、フロリアン・ヘッカー(Florian Hecker)によるサイトスペシフィックな音響作品も登場。スピーカーとステンレススチール製の音響反射板を組み合わせた20基の構造体が吊り下げられ、ショーの空間を包み込んだ。さらに、マーク・レッキー(Mark Leckey)が手がけたオリジナルサウンドトラックが、1960年代から1990年代までのさまざまなジャンルや時代の音楽を響かせた。
コレクションノートは、次のように始まる。
「ミラノで暮らしていると、季節の移ろいをひときわ鮮明に感じます。光の表情が変わり、街はむき出しになることなくその衣を脱ぎ去り、人々の暮らし、動き、そして装いにも変化が訪れます。春から夏へと向かう時期には、さまざまな可能性が感じられます。重なりがひとつずつほどけていき、身体の感覚もまた、新たなものになっていきます」
そんな感覚を出発点にした、ルイーズ・トロッターが手がける3回目となるコレクション。今回は、身体と服の関係をあらためて見つめ直した。重なりを解き、余白を生み出すことで、服は身体を覆うものから、動きと感覚を引き立てるものへと変化していく。軽やかなレイヤリングや柔らかなシルエット、身体に寄り添う素材使いによって、着る人の動きに呼応するようなワードローブを描き出した。
そこには、ボッテガ・ヴェネタが大切にしてきたクラフツマンシップへの新たなアプローチも見られる。手仕事による不完全さや素材そのものの表情をあえて残しながら、既存の美しさの定義から少しずつ解放していく。男性、女性といった境界も曖昧になり、異なる要素が自然に混ざり合うことで、ひとつのスタイルにとどまらない自由な表現へとつながっている。
その象徴ともいえるのが、ブランドを代表するイントレチャートの新たな解釈。異なる素材や要素を編み合わせることで生まれる表情は、単なる技法にとどまらず、人や文化、さまざまなクリエイションが交わることそのものを思わせる。今季は、そうした「編み込む」という考え方をコレクション全体へと広げながら、過去から受け継いできたものと新しい感覚をつないでいく。
春から夏へと向かう季節の変化を背景に、服もまた軽やかに変化していく。身体の動きを生かすシルエットや素材、丁寧な手仕事によるディテールを取り入れながら、ルイーズ・トロッターによるボッテガ・ヴェネタの現在地を示すコレクションとなった。
Bottega Veneta
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
TEL/0120-60-1966
URL/www.bottegaveneta.com/































