
トム・ホランドは、ゼンデイヤから、映画『オデュッセイア』への出演を断るなら「別れる」と冗談めかして脅されていたという。ホメロスの古代ギリシャ叙事詩を映画化した同作で、オデュッセウス(マット・デイモン)とペネロペ(アン・ハサウェイ)の息子テレマコス役を打診されたトムは、オファーを受けた当初かなり悩んだそうだ。
ピープル誌の取材に応じたトムは、当時の状況をこう語った。「打ち合わせの後、家に帰ってゼンデイヤと向き合い、『この映画のオファーがあったんだ』と伝えたんだ。すると彼女は『誰から?』と聞いてきたので、『あの大物だよ。クリストファー・ノーランだ』と答えたんだ」
主演作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』と『オデュッセイア』の製作スケジュールが重なることを懸念していたトムだが、後者でアテナ役を演じるゼンデイヤから、クリストファー・ノーラン監督のオファーを受けるよう強く後押しされたという。
トムは、「『スパイダーマン』の撮影が、まさに『オデュッセイア』の撮影開始日と重なっていたんだ。彼女は『もし『オデュッセイア』をやらないなら、私、あなたと別れるわ』と言ったんだ」と明かし、これを聞いたノーラン監督は冗談めかして「そうだね。まあ、彼女には感謝しているよ」と笑いを誘った。
ノーラン監督はかねてからトムとの仕事を熱望しており、トムはソニー・ピクチャーズ・モーション・ピクチャー・グループの会長兼CEOであるトム・ロスマンに直談判し、製作スケジュールを調整することで出演を実現させた。
一方のゼンデイヤは共演について、「彼がオファーを受けた時は本当に興奮した。その後、同じ製作陣から私にもアテナ役のオファーが届いたの。夫と同じ作品に監督から直接声をかけてもらえるなんて、思いもよらなかったわ」と振り返っている。
また、ポッドキャスト『Happy, Sad, Confused』では、出演決定時のサプライズをこう明かした。トムは帰宅するなり脚本を差し出し、「これを読んでみて」と促したという。ゼンデイヤが「先日一緒に読んだもの?」と尋ねると、トムは「いや、今回はアテナという役を自分自身だと思って読んでみて」と告げた。その瞬間、自分が同作の女神アテナ役に選ばれていることを悟ったゼンデイヤは、「『嘘でしょ!』と叫ぶほど本当に最高だったわ」と、夫婦共演が実現した喜びを語っている。
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