
ビリー・アイリッシュが、女性でいることの大変さを語った。自分を美しいと感じたことはないそうで、自分の音楽の価値が外見によって隠蔽されるかもしれないなどという懸念は一切ないという。
英ヴォーグ誌の企画でニッキー・ミナージュから「変な質問かもだけど、あなたは自分の美しさに違和感を抱いているように見える。私の間違いかもしれないけどね。あらゆる職業の女性が、外見の美しさや身体的特徴によって自分のする仕事が影を潜めていると感じている」「あなたのキャリアの中で、もしくはキャリアを積む前でもいい、人々が自分に会わずに音楽だけ、書かれた言葉だけを聴く機会が欲しいと思ったことはある?」と尋ねられたビリーはこう答えた。「ニッキー、その質問にはちょっと涙が出ちゃう」「質問の冒頭であなたが言ったことについてだけど、私は自分を美しいと思ったこともなければ、そのように自分を見たこともない。故にそういったものが自分に影を落とすと思ったこともないの」「私は自分を美しいと納得させなきゃいけなかった方。女性でいることは大変ね」
すでに世界的アーティストのビリーだが、ドラマ『ブリジャートン家』で知られる女優ニコラ・コフランから一日匿名になれたらとの質問にこう答えていた。「地下鉄に乗りたい。一日中外を歩き回りたい。ただ普通のことをしてみたい」「可愛くて人気のあるエリアを歩いたりしたい。顔を隠したり、身の安全を心配したり、見知らぬ誰かに写真を撮られたりする必要がなくなればいい」
またイドリス・エルバからユニセックスな名前について聞かれ、祖父にちなんで名づけられた由来を明かしたビリー、子供の頃はヴァイオレットとかラベンダーとか花のような女の子らしい名前が良かったものの、今は「ビリー」こそ完璧な名前でこれしか考えられないという。またドラマ『ドクター・フー』に出演していた女優で歌手のビリー・パイパーが初めて知った女性の「ビリー」だったそうでとても興奮したものの、同時に「自分と同じ名前なんて許せない!」と思ったと回想していた。