横浜美術館リニューアルで、記念展&淺井裕介の新収蔵作品も公開 | Numero TOKYO
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横浜美術館リニューアルで、記念展&淺井裕介の新収蔵作品も公開

グランドギャラリー 撮影:新津保建秀
グランドギャラリー 撮影:新津保建秀

2021年からの大規模改修を経て、横浜美術館が待望の全館オープン! 改修後初の企画展として、同館の人気コレクションが勢ぞろいする「おかえり、ヨコハマ」展が開催されている。2025年6月2日(月)まで。

 

1989年の開館以来、国内外のアートシーンと横浜の文化をつなぐ場として親しまれてきた横浜美術館。約3年にわたる開館以来初の大規模改修を経て、このたび待望の全館オープンを迎えた。
その門出を祝う「おかえり、ヨコハマ」展では、美術館のコレクションを新たな視点で紹介。セザンヌ、ピカソ、マグリット、奈良美智らの名作に加え、市内の歴史・文化施設が所蔵する資料や作品が集結する。開港前の横浜に暮らした人々、女性、子ども、異なるルーツを持つ人々に光を当て、横浜の歴史をひもとく試みとなっている。

奈良美智『春少女』(2012年) 横浜美術館蔵 ©YoshitomoNara
奈良美智『春少女』(2012年) 横浜美術館蔵 ©YoshitomoNara

また、本展と同時開催されるコレクション展では、淺井裕介の新収蔵作品も展示。横浜の土を絵の具にし、地元の人々とともに描き上げたこのダイナミックな作品は、美術館の新たなシンボルとして注目を集めている。

淺井裕介『八百万の森へ』(2023年) 横浜美術館蔵 撮影:坂本理
淺井裕介『八百万の森へ』(2023年) 横浜美術館蔵 撮影:坂本理

なお、館内には、誰もが自由にくつろげる「じゆうエリア」も拡充され、より開かれた空間へと進化。アーティストコレクティブSIDE COREとともに手がけた、改修工事の記録映像もオンラインで公開され、3年間の歩みを振り返ることができる。

新たな船出を迎えた横浜美術館。その魅力を、ぜひ体感してみてはいかが。

じゆうエリア 撮影:新津保建秀
じゆうエリア 撮影:新津保建秀

 

※掲載情報は2月27日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

横浜美術館リニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ
会期/2025年2月8日(土)〜6月2日(月)
会場/横浜美術館
住所/神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
料金/一般 1800円、大学生 1500円、高校・中学生 900円、小学生以下 無料
時間/10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館/木曜日(但し、3月20日[木・祝]は開館)、3月21日(金)
URL/yokohama.art.museum/exhibition/202502_welcome_back_yokohama

Text:Manami Abe

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