ポーラ銀座ビル15周年記念展覧会「マティス ー 色彩を奏でる」が開催 | Numero TOKYO
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ポーラ銀座ビル15周年記念展覧会「マティス ー 色彩を奏でる」が開催

アンリ・マティス 『リュート』 (1943年) ポーラ美術館
アンリ・マティス 『リュート』 (1943年) ポーラ美術館

ポーラ銀座ビルの15周年を記念した展覧会「マティス ー 色彩を奏でる」が、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて開催中。会期は、2024年10月4日(金)〜27日(日)まで。

アンリ・マティス 『襟巻の女』 (1936年) ポーラ美術館
アンリ・マティス 『襟巻の女』 (1936年) ポーラ美術館

20世紀を代表する画家の一人、アンリ・マティス。鮮やかな色彩を大胆に用いて表現される作品は見る者に強い印象を与え、その独自の色彩感覚から“色彩の魔術師”と呼ばれている。また、感情を直接的に表現するマティスの制作スタイルは作品にダイナミズムを生み出し、色彩の配置やバランスはまるで音楽のように視覚的なリズムを感じさせる。

今年2〜5月には東京・六本木の国立新美術館で「マティス 自由なフォルム」が開催され、話題を集めたばかり。

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アンリ・マティス 『道化師』 『ジャズ』第1図 (1947年刊) ポーラ美術館
アンリ・マティス 『道化師』 『ジャズ』第1図 (1947年刊) ポーラ美術館

本展では、マティスが生涯を通して描き続けた室内画の名品、ポーラ美術館収蔵の『リュート』をはじめとした絵画5点と、晩年の傑作といわれる『ジャズ』(全20図)を展示する。
会期中は、幼児連れでも来館しやすい「赤ちゃんとの鑑賞会」や、認知症の方を含む高齢者を対象にした対話型鑑賞会など、誰もが名画を楽しめるプログラムを実施。また、切り絵アーティストの福井利佐を講師に招き、マティスの切り絵の技法を取り入れたワークショップも行われた。

ポーラ銀座ビル15周年記念「マティス ― 色彩を奏でる」フライヤービジュアル
ポーラ銀座ビル15周年記念「マティス ― 色彩を奏でる」フライヤービジュアル

マティスのまばゆい色彩による躍動感あふれる生命のリズムを、ぜひこの機会に体感してみよう。

※掲載情報は10月16日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「マティス ― 色彩を奏でる」
会期/2024年10月4日(金)〜27日(日)
会場/ポーラ ミュージアム アネックス
住所/東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F
開館時間/11:00〜19:00
※入場は18:30まで
休館日/10月21日(月)
料金/入場無料
URL/https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/

Text : Akiko Kinoshita

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