BOYNEXTDOORが2nd EP『HOW?』でカムバック! メディアショーケースをレポート
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BOYNEXTDOORが2nd EP『HOW?』でカムバック! メディアショーケースをレポート

(P)&(C) KOZ Entertainment.
(P)&(C) KOZ Entertainment.

韓国発6人組グループ、BOYNEXTDOORが2024年4月15日(月)に2nd EP『HOW?』でカムバック。韓国・ソウルのYES 24 Live Hallで行われたメディアショーケースの模様をレポートする。

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2023年5月にHYBE傘下レーベルのKOZ ENTERTAINMENTからデビューしたBOYNEXTDOOR。SUNGHO、RIWOO、JAEHYUN、TAESAN、LEEHAN、WOONHAKの6名のメンバーからなり、1st Single『WHO!』でデビュー後、2023年9月には1st EP『WHY..』をリリース。今回の2nd EP『HOW?』は、時系列によるとその2作品の間のストーリーを描き、デビューから一貫して表現してきた「初恋物語3部作」がこれで完結となる。

(P)&(C) KOZ Entertainment.
(P)&(C) KOZ Entertainment.

まずはタイトル曲『Earth, Wind & Fire』のパフォーマンスを初披露。地や風、火などの自然が思い通りに動かないのと同じように、初恋が思った通りにいかないときに感じる息苦しくもどかしい気持ちを表した曲で、JAEHYUN、TAESAN、WOONHAKが楽曲制作に参加した。


そんな激動の感情を表現し速いテンポで進行されるこの曲は、2倍速にしたかのようにスピードアップする区間があり、メンバーたちの淀みない発音とコマ送りのような細かいダンスも注目すべきポイント。楽曲リリースに先行して、TikTokではその部分のリップチャレンジが展開されるなど、ファンの期待を煽った。

続いて司会者とのトークでは、アルバムのテーマやタイトル曲について答えた。

SUNGHO (P)&(C) KOZ Entertainment.
SUNGHO (P)&(C) KOZ Entertainment.

今回のアルバムはメンバー全員が音楽についてたくさん悩みながら作業したそうで、たくさん悩んだ分「私たちにぴったり合う服を着てカムバックするような気持ちです。苦悩と努力がきれいに花を咲かせるような活動になればと思います」とSUNGHO

LEEHAN (P)&(C) KOZ Entertainment.
LEEHAN (P)&(C) KOZ Entertainment.

また、アルバムのキーワードとして「キッチュ」に自然な格好よさを表す「ノームコア」を組み合わせた「キッチュコア(Kitsch Core)」という造語を挙げ、「親近感にキッチュなエネルギーを加えて、僕たちならではの色を作ってみました」(LEEHAN)、「キッチュといえば、とてもおしゃれで真似できないという距離感を感じますが、僕たちはウィットに富んでいるBOYNEXTDOORならではの感性で表現しました」(WOONHAK)と話した。

WOONHAK (P)&(C) KOZ Entertainment.
WOONHAK (P)&(C) KOZ Entertainment.

楽曲制作に参加したJAEHYUNは、タイトル曲『Earth, Wind & Fire』の制作秘話について次のように語った。

JAEHYUN (P)&(C) KOZ Entertainment.
JAEHYUN (P)&(C) KOZ Entertainment.

「タイトル曲『Earth, Wind & Fire』の作業を始めた頃に主人公を設定したのですが、自信に溢れていてかっこいいけれども、なんだか恋だけはうまくいかない、もどかしい気持ちを表現しようとしました。それからかっこいい人の設定を各メンバー別に解釈しながら作業しました。例えば、僕は映画『キングスマン』からインスピレーションを受けて、そのジェントルさを取り入れようとしました。『私の名前に書く3文字 ジェントルマン』『Manners maketh man』という歌詞を注意深く聴いてみてください」

TAESAN (P)&(C) KOZ Entertainment.
TAESAN (P)&(C) KOZ Entertainment.

一方、RIWOOのパートの歌詞を書いたというTAESANは、「RIWOOさんにしかできないパートを作りたいと思いました。RIWOOさんの場合は、ダンスもボーカルも何でもできて、かっこいいポップスターのようなパートになればと思い、ポップスターのかっこよさを考えながら作業しました。このようにメンバーごとにかっこいい人をどうやって表現したのかを見てくだされば、タイトル曲をより楽しく鑑賞できると思います」と解説した。

『Earth, Wind & Fire』のポイントであるスピードアップ区間について、JAEHYUNは「早く歌いながら音程を正確に合わせないといけないので、ピアノで弾きながら練習しました」と明かし、会場でその一節を披露し、努力の成果を証明した。

また、ダンスのポイントについては、「振り付けも細かく刻んでいて、そのディテールをたくさん練習しました。今回のタイトル曲では個々の動作、ジェスチャーだけではなくて、この細かく刻んだディテールをよく見てくださればと思います」(WOONHAK)、「スピードアップ区間、そしてパフォーマンスもすべて音楽放送でライブでお見せするので、楽しく見てくださればうれしいです」(LEEHAN)と話した。

RIWOO (P)&(C) KOZ Entertainment.
RIWOO (P)&(C) KOZ Entertainment.

また、成長した点を尋ねられると、次のように答えた。

「普段からステージを準備するときに細かいところまでパフォーマンスデレクターの先生と一つひとつ相談して決めるのですが、今回はRIWOOが合わせるとより僕たちらしさが出ると信じて任せてくださいました。そんなときに自ら成長していると感じましたし、私たちの色がよく出ると思いました」(RIWOO

「“you”という一文字で4段(4オクターブ)高音を上げるのですが、どんな口の形で歌うのかによって難易度が違ってくるので、練習するときもレコーディングするときもいろいろと研究をして、そんな過程を経てより成長できたと思っています」(SUNGHO

続いて、初恋のときめきを表現した「OUR」のパフォーマンスを行った。リリースに先駆けて、「KCON HONG KONG 2024」で初披露されたことで話題を集めた楽曲で、可愛らしさと爽やかさをたっぷり振り撒いた。

会場にいる記者との質疑応答からピックアップ。

──アルバムの先行注文枚数57万枚を突破しましたが、これについての感想をお願いします。また、自分たちの魅力はどこにあると考えますか?

TAESAN「本当にありがたいと思います。僕たちの音楽を好きになってくれて、ファンの皆さんも本当に増えたと思いますので、責任を持って頑張っていきたいと思います。そして、チームの魅力と言えば、直接制作をして、舞台と音楽に積極的に参加するのが私たちの魅力ではないかと思います。それぞれの個性を表現できると思うので、それが僕たちの強みだと思います」

──ZICOプロデューサーから、レコーディングのときにどのような指導があったのでしょうか。

JAEHYUN「このタイトル曲で後半部の作詞作曲をしたのですが、それをZICOさんに送ったとき、全然修正するところがない、このまま行ってもいいっておっしゃってくださいました。修正するところが一つもないと言って褒められたのは今回が初めてなので、本当にうれしくて、このタイトル曲に自信を持っていると思います」

──デビュー1周年を迎えますが、活動をしている中で生まれた新しい目標を教えてください。

SUNGHO「今回のアルバムを制作しながら、僕たちが1番集中した点は、メンバーたちと健康に長く活動していきたいという点でした。前回と前々回のアルバムで一番切実に感じたのが、メンバーの大切さ、そして僕たちが何をしていきたかったのかを忘れないでいるのが重要だと思いました」

JAEHYUN「僕は今MカウントダウンのMCをしているのですが、その間に、僕の手でメンバーに優勝トロフィーを渡したいという小さな目標ができました」

──初恋物語3部作が終わった後は、どんなストーリーになるのでしょうか?

TAESAN「次のアルバムもたくさんの人が共感できる音楽をするのではないかと思います」

WOONHAK「日常について語り、また親近感が溢れるストーリーを届けたいと思います」

 

Text: Yukiko Shinto

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