YOSHIROTTENのグラフィックを体感する個展 @ギンザ・グラフィック・ギャラリー | Numero TOKYO
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YOSHIROTTENのグラフィックを体感する個展 @ギンザ・グラフィック・ギャラリー

アーティスト/アートディレクターのYOSHIROTTENによる個展「ヨシロットン 拡張するグラフィック」が、東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーにて開催。会期は、2024年2月14日(水)〜3月23日(土)まで。

『R.G.B. (Radial Graphics Bio)』 CG Courtesy of the Artist
『R.G.B. (Radial Graphics Bio)』 CG Courtesy of the Artist

ファインアートと商業美術、デジタルと身体性、都市のユースカルチャーと自然世界など、複数の領域を往来しながら活動しているYOSHIROTTEN。デザインスタジオ「YAR」の代表として、商業において視覚芸術が関わるほぼすべての範囲を手がけている。小誌『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2024年1・2月合併号の特集内「アートという名の“果てしなき色”」でもフィーチャーした注目のアーティストの一人だ。

(関連記事)Numero.jp/アートという名の “果てしなき色” vol.4 YOSHIROTTEN

『Signal RGB』 Detail Courtesy of the Artist
『Signal RGB』 Detail Courtesy of the Artist

本展では、ロゴ、タイプフェイス、アートディレクション、空間デザイン、映像など、異なる領域に拡がっていくYOSHIROTTENのグラフィック史を表現する一連の作品群を展示する。

その世界観をひも解く上で、いくつかのキーワードがある。YOSHIROTTENにとっての「グラフィック」は、あるアイデアや情報を最小の要素と最大のインパクトで、視覚を通して伝えること。「R.G.B.」は光で色を表現する際の3原色。本展の空間に足を踏み入れた時の感情——網膜を通して受容する情報が言語化される前の「何か」——それこそがYOSHIROTTENのグラフィックの本質の一つとなるという。

『Signal RGB』 Installation View Courtesy of the Artist
『Signal RGB』 Installation View Courtesy of the Artist

YOSHIROTTENのグラフィック史にフォーカスした注目の本展。その空間を体感しに、ぜひ足を運んでみたい。

※掲載情報は2月13日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「ヨシロットン 拡張するグラフィック」
会期/2024年2月14日(水)〜3月23日(土)
会場/ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
住所/東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1F     
開館時間/11:00〜19:00
休館日/日、祝
料金/入場無料
URL/https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/jp/00000827

Text : Akiko Kinoshita

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