大阪市内でアートを巡る5日間「Study:大阪関西国際芸術祭」開催中 | Numero TOKYO
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大阪市内でアートを巡る5日間「Study:大阪関西国際芸術祭」開催中

2025年の「大阪関西国際芸術祭(仮)」の開催を目指し、「アートとヒト」「アートと社会」の関係性や、アートの可能性を集合知型で検証し学ぶ(Studyする)ためのプレイベント「Study:大阪関西国際芸術祭」。その第3弾が、12月28日(木)まで大阪市内各地で開催中だ。

昨年に引き続き、3度目の開催となった「Study:大阪関西国際芸術祭」。今年はアートの販売プログラム「アート&クリエイティブフェア」(グランフロント大阪 コングレコンベンションセンター)や、同時開催のビジネスコンテスト「StARTs UPs」に加え、大阪市内各所での展覧会会場にてアートを「観る」「買う」「学ぶ」ための多彩なプログラムを実施する。

(参考)アートの可能性をStudyする「Study:大阪関西国際芸術祭2023」いよいよ開幕

アート作品の公式展示販売プログラム「Study:アート&クリエイティブフェア」は、グランフロント大阪北館 B2Fコングレコンベンションセンターにて開催。国内外のギャラリーやクリエイティブ企業、団体が独自の企画を発信するブースや、本企画のチーフ・フェアプログラム・ディレクターの沓名美和によるキュレーターブースなどに加え、幅広い分野の第一線で活躍する登壇者を迎えてのトーク・カンファレンスも行われる。

なお「ルクア イーレ」会場では、4Fイベントスペース「sPACE」にて、STREET 3.0 関連展「拡張される音楽 Augmented Music」を開催(12月20日~30日)。出演者は椎乃味醂 ×たなか、はるまきごはん、フロクロ、sekai×x0o0xと、インターネットカルチャーの担い⼿と、若⼿アーティストがコラボレーションする異色のインスタレーションとなる。

なお同会場2Fにて芸術家・彫刻家の野原邦彦の作品が公開。巨大バルーン作品『雲間』が吹き抜けの空間に浮かび、エントランス部分には『オムレツマント』が展示中だ。

船場エクセルビルでは大歳芽里の個展が開催するほか、西成地区の会場では、国際アーティストによるインスタレーションや、森村泰昌の部屋を会期中公開。見どころ満載のプログラムが大阪市内を横断するように行われている。詳細はウェブサイトを要チェック。

※掲載情報は12月25日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください

「Study:大阪関西国際芸術祭 vol.3」
会期/2023年12月23日(土)~12月28日(木)
会場/ルクア イーレ、船場エクセルビル、中之島エリア、西成エリア、など大阪市内各所(随時公開中)
料金/一般3,000円、学生2,000円※要学生証提示、中学生以下無料 ※共通パス1枚で会期中、全会場(展覧会、アート&クリエイティブフェア)に何度でも入場加納
URL/www.osaka-kansai.art/

Text:Akane Naniwa

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