100万色もの色彩で表現。蜷川実花の個展「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」開催
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100万色もの色彩で表現。蜷川実花の個展「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」開催

蜷川実花 『無題』 (2023年) ©︎mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery
蜷川実花 『無題』 (2023年) ©︎mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery

写真家・映画監督の蜷川実花による個展「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が、東京・六本木の小山登美夫ギャラリー六本木にて開催。会期は、2023年12月23日(土)〜2024年1月27日(土)まで。

蜷川実花 『無題』 (2023年) ©︎mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery
蜷川実花 『無題』 (2023年) ©︎mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery

本展は、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー「TOKYO NODE」での蜷川実花の過去最大規模となる個展と同時期開催(2023年12月5日〜2024年2月25日)。同展は、蜷川が各分野のスペシャリストとのクリエイティブチームEiM(エイム)として、五感を刺激し空間に没入する映像インスタレーション作品を中心に展示空間を構成し、話題を集めている。

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蜷川実花 『無題』 (2023年) ©︎mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery
蜷川実花 『無題』 (2023年) ©︎mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery

小山登美夫ギャラリー六本木では、TOKYO NODEで展開している新しい蜷川の世界観を、写真と立体作品で表現。これまでコントラストの強い鮮やかな「極彩色」の作品が特徴的だった蜷川だが、パンデミックをきっかけに世界とよりピュアに向き合うことでその美しさを改めて実感。その体験をとおして生み出したという、光に包まれた「光彩色」の新たな表現を展開する。

蜷川実花 『無題』 (2023年) ©︎mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery
蜷川実花 『無題』 (2023年) ©︎mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery

作品を織り成すのは、日常にある多様な色を最大限に引き出し、人が識別できる最大数と言われている100万色もの色彩。いずれも、日常の延長線上にある何気ない場所で撮影されたものだ。日々の移ろいから普遍的な美しさに気づき、世界と自身の存在のつながりを実感する大きなきっかけとなるかもしれない。

蜷川実花が才能あふれるクリエイティブチームとともに今までの集大成として、先に広がる未来を見据えた表現に挑んだ本展。TOKYO NODEでの体験型新作展と合わせて、ぜひチェックしてみよう。

※掲載情報は12月23日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」
会期/2023年12月23日(土)〜2024年1月27日(土)
会場/小山登美夫ギャラリー六本木
住所/東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
開館時間/11:00〜19:00
休館日/日、月、祝、2023年12月28日(木)〜2024年1月8日(月・祝)
URL/http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/ninagawa_roppongi2023/

Text : Akiko Kinoshita

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