ペ・ドゥナ、水川あさみらが登壇するケリング「ウーマン・イン・モーション」トークイベントが第36回東京国際映画祭にて開催 | Numero TOKYO
Culture / News

ペ・ドゥナ、水川あさみらが登壇するケリング「ウーマン・イン・モーション」トークイベントが第36回東京国際映画祭にて開催

左から:水川あさみ、ペ・ドゥナ、鷲尾賀代
左から:水川あさみ、ペ・ドゥナ、鷲尾賀代

グッチサンローランバレンシアガボッテガ・ヴェネタなどを傘下に収めるグローバル・ラグジュアリー・グループのケリングが2015年、カンヌ国際映画祭にて、カメラの前と後ろで活躍する女性たちに光を当てることを目的に立ち上げた同映画祭公式のプログラム「ウーマン・イン・モーション」。発足以来、アート、デザイン、音楽などの分野にも活動の幅を広げ、さまざまなゲストが異なる立場から女性を取り巻く環境について意見を交換する貴重な機会を提供してきた。

その「ウーマン・イン・モーション」が第36回東京国際映画祭公式プログラムとして、東京で開催されることが決定。10月27日(金)にTOHOシネマズ日比谷にて、韓国を代表する俳優のぺ・ドゥナ、日本からは水川あさみとプロデューサーの鷲尾賀代をゲストに迎え、「ウーマン・イン・モーション」トークが開かれることに。

ペ・ドゥナは、ハリウッドでも活躍する一方で、是枝裕和監督の 『ベイビー・ブローカー』(22年)や『空気人形』(09年)、山下敦弘監督の『リンダ リンダ リンダ』(05年)など日本人監督作品にも出演してきた。

今日本で最も注目される俳優の一人である水川あさみは、主演作『滑走路』(20年)や『喜劇 愛妻物語』(19年)が高い評価を受け、毎日映画コンクール女優主演賞、キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞。2022年、短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」シーズン4の1作『おとこのことを』(22年)で監督業に進出し、活動の場を広げている。

鷲尾賀代は、WOWOWにてチーフプロデューサーとして国際共同制作と洋画配給を担当。直近では、共同制作を手掛けた映画『私たちの声』(23年)が2023年の米・アカデミー賞歌曲賞にノミネートを果たした。また、HBO Maxと共同制作した日本を舞台としたドラマシリーズ『TOKYO VICE』(22年~/マイケル・マンほか監督)にもエグゼクティブ・プロデューサーとして参加。2021年3月には米・バラエティ誌の「世界のエンターテインメント界でインパクトを与えた女性」の一人に選ばれ、同年10月と2022年10月には、2年連続で米・ハリウッド・リポーター誌の「全世界のエンターテインメント業界で最もパワフルな女性20人」に選出されるなど、世界から注目が集まっている。

このイベントでは、2018年のカンヌ国際映画祭のパルムドールをはじめ、国内外で数々の賞を受賞している映画監督、是枝裕和がオープニングスピーチを担当する。なお応募フォームからのエントリー(応募多数の場合は抽選)で、一般からの参加も受け付けている。

東京国際映画祭公式プログラム
TIFF スペシャルトークセッション ケリング「ウーマン・イン・モーション」
登壇予定者/ペ・ドゥナ(俳優)、水川あさみ(俳優)、鷲尾賀代(プロデューサー)/ 是枝裕和(映画監督)
ファシリテーター/立田敦子(映画評論家)
日時/2023年10月27日(金)10:30 開場、11:00 開演、12:15 終了(予定)
場所/TOHOシネマズ 日比谷 スクリーン5
言語/日本語、韓国語(日韓英 同時通訳あり)
入場料/無料
申込方法/映画祭公式サイト 応募フォームより
募集人数/80名 ※応募多数の場合には抽選。10月11日現在、申込受付中。

Text: Tomoko Kawakami

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する