内田紅甘が初個展を開催。@flotsam books
俳優でありエッセイストの内田紅甘の初めての個展が東京・代田橋にある「flotsam books(フロットサムブックス)」にて開催される。文章を新たな形で展示する、今までになかった試みだ。
小林孝行さんがオーナーを務めるフロットサムブックスは、ファッション、アート、写真集などのアートブックを中心に取り扱う書店。定期的に、写真家を中心に展覧会も行っており、プロフェッショナルを含め、アートやカルチャーをこよなく愛する人から支持されている。今回は俳優でありながら文筆業も行う内田紅甘による新しい試みとして、文章のスクリーンショットを写真に見立てて展示する。
「スマートフォンの画面を切り取る行為は、日常をカメラで切り取るスナップショットと呼ばれる行為と変わらないのではないでしょうか。そして、スマートフォンの画面を超えてプリントアウトされた文字は読むための文字とは違った意味を持ってくるのではないでしょうか」(プレスリリースより)
文章のスクリーンショットの作品と共に今回の展示のために制作されたzineも販売。文章や写真との向き合い方に新しい視点をくれる貴重な機会を逃さないで。
「初めてflotsam booksに訪れた3月、うつくしさが漂流しているようなこの場所で、文章を展示したいと思った。私のiPhoneの中に眠る、行き場のない文章のスクリーンショットを、写真に見立てて飾りたい。そんな突拍子もない提案を『見たことないからいいと思います』と小林さんはあっさりOKしてくれた。しかしなかなか難しくどうしようと悩んだ末、"普段見ているごく個人的なもの"という共通点で、家のなかの風景と、ノートの走り書きを撮ったものと混ぜて並べたら、途端にスクショが写真らしくなった。家の風景も、書き留めておきたかった日々の思考や感情も、刻々と変化し失われていく。かつての瞬間を切り取って残すのが写真なら、私の文章の試みと、どんな違いがあるだろう」内田紅甘
内田紅甘 「私からの眺め」
会期/5月18日(木)〜28日(日)
会場/flotsam books
住所/東京都杉並区和泉1-10-7
時間/14:00〜20:00
休/水曜
入場無料
予約不要
URL/www.flotsambooks.com