「Fendi」の“ハンド・イン・ハンド”展が日本上陸! イタリア各地の職人技を堪能 | Numero TOKYO
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「Fendi」の“ハンド・イン・ハンド”展が日本上陸! イタリア各地の職人技を堪能

本国イタリアで実施されたエキシビションの様子
本国イタリアで実施されたエキシビションの様子

フェンディ(FENDI)が、ブランドのDNAであるイタリアン・クラフトマンシップに経緯を表したエキシビション“ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛”が、2023年4月20日(木)に日本上陸。ローマに続く世界2番目の開催地として、東京・表参道が選ばれた。

“ハンド・イン・ハンド”展では、創業家3代目のシルヴィア・フェンディが1997年にアイコンバッグとしてデザインした“バゲット(Baguette)”を、イタリア各地の職人たちが再解釈。2020年にプロジェクトとして発足以来、ブランドの歴史とサヴォアフェールに新たな視点を加えてきた作品を一堂に展示する。

東京でのエキシビションでは、“ピーカブー(Peekaboo)”を世界中のアーティストがカスタマイズするプロジェクト“アーティスト ピーカブー”にも特別にフォーカス。同じくシルヴィア・フェンディが2008年に生み出した“ピーカブー”をキャンバスに、彼らのクリエイティビティや情熱を表現した作品が並ぶ。

““ハンド・イン・ハンド”ロンバルディア州のバゲット”
““ハンド・イン・ハンド”ロンバルディア州のバゲット”

展示作品のひとつであるロンバルディア州のバゲットは、イタリア北部ロンバルディア地方の工業都市ヴァレーゼで、最高峰のレザー工芸技術を受け継ぐカバン職人が手掛けたもの。クラシックなトラベルスーツケースをモチーフにしたディテールと、ジュエリーボックスのラグジュアリーな雰囲気を融合させている。

中世イタリアのデザインが魅力のウンブリア州のバゲットは、ペルージャの美と伝統にオマージュ。豪華なジャカードは、19世紀の手機で丁寧に織り上げられたものだ。

“ハンド・イン・ハンド”ウンブリア州のバゲット
“ハンド・イン・ハンド”ウンブリア州のバゲット

サルデーニャ州のバゲットは、フェンディのアイコニックなパターンを、サルデーニャ地方の伝統的な“ピビオーネス”織で表現したもの。テキスタイルの伝統を保護する協同組織「ス・マルムリ」が制作した。

“ハンド・イン・ハンド”サルデーニャ州のバゲット
“ハンド・イン・ハンド”サルデーニャ州のバゲット

さらに韓国のアーティスト、テオ・ヤンが手掛けた“ピーカブー”は、3Dプリントのモチーフで新たな解釈をプラス。

テオ・ヤンによる” アーティスト ピーカブー”
テオ・ヤンによる” アーティスト ピーカブー”

また会場には、フェンディの世界観で写真撮影を楽しめる“フェンディデジタルフォトブース”なども登場予定。

職人やアーティストの「手」とフェンディの「手」が出会う、ユニークなエキシビション。ずらりと並ぶ特別なアイコンバッグから、卓越した手仕事や創造性、それらを守り未来へと繋げるフェンディのスピリットを存分に堪能して。

「ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛」展
会期/2023年4月20日(木)~2023年5月8日(月)
住所/東京都渋谷区神宮前6-35-6
開催時間/11:00~20:00 (最終入場19:00)
※イベントなどにより、開催時間は予告なしに変更となる可能性あり
入場・予約/入場無料・フェンディLINE公式アカウントから事前予約制
※最新情報はフェンディLINE公式アカウント内の特設ページにて

FENDI
フェンディ ジャパン
TEL/03-6748-6233
URL./www.fendi.com

Text:Anri Murakami

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