荒木悠、玉山拓郎らが参加「ANOTHER DIAGRAM」展 | Numero TOKYO
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荒木悠、玉山拓郎らが参加「ANOTHER DIAGRAM」展@T-HOUSE New Balance

美術評論家・中尾拓哉がキュレーションする展覧会「ANOTHER DIAGRAM」が、東京・日本橋浜町のT-HOUSE New Balanceにて開催中。会期は、2023年3月31日(金)〜5月30日(火)まで。

TOKYO DESIGN STUDIO New Balanceがプロデュースするフリーマガジン『NOT FAR』で、中尾拓哉が連載中のエッセイ「ANOTHER DIAGRAM」をベースに構想された本展。同連載は毎号、スポーツ競技を1種目と美術史に残るアーティストを一人選び、競技の起源や歴史と制作行為の接点を見つけ出し、独自の視点で双方を捉え直すユニークな企画だ。

展示風景より。
展示風景より。

今回の展示は、ランニング、バスケットボール、サッカー、水泳、テニスの5種目をテーマに構成。参加アーティスト5名による作品を通して、“別のダイアグラム=ANOTHER DIAGRAM”を発見する試みとなっている。また会場では、これら5種目にまつわる連載のテキストも配布される。

展示風景より。
展示風景より。

その5名のアーティストに名を連ねるのは、彫刻と映像を学び、オリジナルからコピーが作られる過程で生じる差異を再現・再演・再生といった表現手法で探究している荒木悠。
身近にあるイメージを参照して生み出された家具や日用品のようなオブジェクトや、映像の色調、鮮やかな照明や音響を組み合わせることによって、緻密な空間を表現している玉山拓郎。

展示風景より。
展示風景より。

ガラスを用いて製作したペットボトルなどのプラスチック容器を中心に、写真、自然物、既製品など、多様なメディウムを交えた展示やインスタレーションを展開する臼井良平。
映像の中の世界と実世界をつなぐスクリーンに関心を寄せ、多様なメディアを用いて制作を行っている安原千夏。
そして、フランスと日本に拠点を置き、アーカイブや個人的な記憶から出発してアイデンティティの不安定さや記憶の持続をめぐって新しい語り方を探るユニ・ホン・シャープが参画する。

歴史ある蔵を新しい機能として活用し、現代的な建築と融合させた空間のT-HOUSE New Balanceにて展開される本展。どうぞご注目を!

※掲載情報は4月6日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「T-HOUSE New Balance presents art installation ANOTHER DIAGRAM curated by TAKUYA NAKAO」
会期/2023年3月31日(金)〜5月30日(火)
会場/T-HOUSE New Balance
住所/東京都中央区日本橋浜町 3-9-2
開館時間/金~火 11:00〜14:00、15:00〜19:00
休館日/水・木
URL/https://www.instagram.com/newbalance_t_house/

Text : Akiko Kinoshita

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