小谷元彦の巨大作品が出現! 「プレイプレイアート展」 @ワタリウム美術館 | Numero TOKYO
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小谷元彦の巨大作品が出現! 「プレイプレイアート展」 @ワタリウム美術館

小谷元彦『Surf Angel(Provisional Monument 2)』(2022年) photo by Keisuke Hirai
小谷元彦『Surf Angel(Provisional Monument 2)』(2022年) photo by Keisuke Hirai

東京・外苑前のワタリウム美術館にて、同館のコレクションにゲストアーティストとして小谷元彦を迎えた展覧会が開催中。2023年7月23日(日)まで。


ワタリウム美術館の所蔵品を紹介する「I LOVE ART」シリーズより、第17回目となる「プレイプレイアート展」が開催され注目を集めている。

見どころの一つは、現代アーティストの小谷元彦(おだに・もとひこ)による、幾何形体の頭部を持った全長6メートルにおよぶ天使の彫刻『Surf Angel(Provisional Monument 2)』だ。本作は、昨年宮城県石巻の芸術祭「リボーンアート・フェスティバル2021-22」のために制作されたもの。
本展のゲストアーティストとして迎えられた小谷は、失われた身体感覚や身体の変容を幻影として捉え、不在と存在、覚醒と催眠など、両義的な中間領域を探求してきた。なお、小誌「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2023年3月号の「ヘア特集」でも、毛髪で編み込まれたドレスの作品を紹介したばかり(※1)。

(※1)参考記事:Numero.jp「ヘアにまつわる現代アートの展望6選」

本展では、アンディ・ウォーホルやルネ・マグリット、ナムジュン・パイク、ファブリス・イベールなど、名だたるアーティストら19名の収蔵品が集結。約150点におよぶこれらの作品は、古代ギリシアから上野公園まで、広場の風景や人物の見立てのもとに展示されている。

まるで“アートの遊び場”と化したワタリウム美術館へ、ぜひ足を運んでみてはいかが。

アンディ・ウォーホル『フラワーズ』(1970年)
アンディ・ウォーホル『フラワーズ』(1970年)

ファブリス・イベール『ベシーヌの人』(1988-1998年)photo by Shuji Goto 
ファブリス・イベール『ベシーヌの人』(1988-1998年)photo by Shuji Goto 

 

※掲載情報は3月30日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

I LOVE ART 17 プレイプレイアート展
会期/2023年3月19日(日)〜7月23日(日)
会場/ワタリウム美術館
住所/東京都渋谷区神宮前3-7-6
料金/大人 1500円、学生(25歳以下)・高校生・70歳以上 1300円、小・中学生 500円
※会期中何度でも入場できるパスポート制チケット
時間/11:00〜19:00
休館/月曜日(但し、7月17日は開館)
TEL/03-3402-3001
URL/www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202303/

Text : Manami Abe

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